折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

LA PRIMA STELLA DELLA SERA

2006年03月30日 22時09分57秒 | 春分
 
ラ・プリマ・ステッラ・デラ・セーラ ~ 一番星 ~

お花が大好きな方にいただいた「イングリッシュ・デイジー」のけさの様子です。

真っ白なつぼみ、もうすぐ・・・・気がついてよかった。

私にとっては、一番星・・・・。
今なら、ちょうど南の空のシリウス、青白い輝きと同じです。
この夕方の全天一明るい星よりも、一層白く、優しく、輝いていて。

花は、やっぱり私の心を正直に映してくれるようです。
明日の朝かな・・・・開花に向かって、今頃は昼間の光を蓄えて休んでることでしょう。

◇ けさ、乾いた鉢に水遣りをしていて、写真に収めた花たち


(ムスカリはジャスミンのゾーンからひょっこり)


(3月中旬まではお休みしていたネメシア)


(朝焼けか夕焼けか、どっちかなのビオラ)


(クリスマスローズ、急に若い芽が・・・・ラベルの花がいつしか)


◇ 今夜は、一番星に願いを託す歌にしました・・・・おやすみなさい。 


(una poesia di oggi)

         涙そうそう         森山 良子

 古いアルバムめくり ありがとうってつぶやいた
 いつもいつも胸の中 励ましてくれる人よ
 晴れ渡る日も 雨の日も 浮かぶあの笑顔
 想い出遠くあせても
 おもかげ探して よみがえる日は 涙そうそう

 一番星に祈る それが私のくせになり
 夕暮れに見上げる空 心いっぱいあなた探す
 悲しみにも 喜びにも 想うあの笑顔
 あなたの場所から私が
 見えたら きっといつか 会えると信じ 生きてゆく   

 晴れ渡る日も 雨の日も 浮かぶあの笑顔
 想い出遠くあせても
 さみしくて 恋しくて 君への想い 涙そうそう
 会いたくて 会いたくて 君への想い 涙そうそう
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昨日・今日・明日Ⅱ

2006年03月28日 21時43分01秒 | 春分
  
昨日の今日は、もう昨日、昨日の明日が今日・・・・。

  ~ 昨日、一昨日の花たちの様子を添えて ~

けさ、この季節にしては抜けるような青空の下、乗り換えのバス待ちをしてました。

毎日は、こうして順送り、確実に過去が積み上げられていって、希望の明日も今日に、
そして次はもう過去の一日に。



ブログのコメントのお返事をさせていただきながら、ふと思い出しました、
私のつらかった頃のこと・・・・また、つぶやいてしまいます。

その頃、ぼんやりテレビで見てましたのが、アニメ「牧場の少女カトリ」

フィンランドが舞台でしたか、確か日曜日の夜7時30分から放映されてました。
シベリウスの交響詩「フィンランディア」なんかが挿入曲になってました。
今度久しぶりに聴いてみよう、森と湖のすがすがしいイメージ。
CD、どっかにあったかなあ・・・・・。



その頃の私は、何をやるにしても自信喪失の時代。
何でもできたのに、何にもできなくなったことがショックで・・・・。

スパイラル状に落ちて行く、こわかった、それすら感じないこともあったり。
あげくの果ては、誰にも会えなくなったし、家族との会話すらできなくなったり。

 ※ いまの私からは、私をご存知の方はどなたも想像すらできないはずです。
   いまは、こんなに、アッパラパーッ!!



そんなとき見た~というか、テレビが勝手にこっちを向いてました~少女向けアニメ。
主人公のカトリが、様々な苦難にも負けず、一つひとつ乗り越えていく、感動のドラマ。

底抜けに明るくて、どこまでも前向きで・・・・。
どんなに苦しくても悲しくても、たった一つでも良かったと思えることがあれば、
きっと耐えることができる。
そんな筋だったと思います。

だから、場面のところどころで出てきたせりふが、心にいつまでも残っています。

    「私はいつも良かった探しをするの」



前向きな姿勢を忘れずに、主体的に動いてさえいれば、そして、最も大事なこと、
できないときはゆっくり休む「勇気」を持ってさえいれば、どんな状態であっても、
最低1日に1回は、そういう「良かった」に出会うことができます。
こんな私でも、いつもそうなんです。

良かったと思えることが、きっと明日には待ってると思うから、
今日もまあなんとか歩いて行けると・・・・。



ブログ始めて「良かった」と思うのも、その「良かった探し」ができるからです。
そうした気持ちで、想いを込めて正直に発信したら、
必ず良かったと思えることがあります。



そんなことを思いながら、ふと何年かぶりに(またも!)、こんな歌が浮かんできて、
少しうろたえました。
もうバスがそこまで来てるのに、こみ上げてきそうになったから・・・・
若者じゃないのに・・・・ねぇ。



(una poesia di oggi)

         若者たち

   君の行く道は 果てしなく遠い
   だのになぜ 歯をくいしばり
   君は行くのか
   そんなにしてまで

   君のあの人は 今はもういない
   だのになぜ なにを探して
   君は行くのか
   あてもないのに

   君の行く道は 希望へと続く
   空にまた 陽がのぼるとき
   若者はまた
   歩きはじめる


♪ The Beatles "Here Comes The Sun" これも歌ってましたが・・・・
  マイク持ったら離さない状態、すでに。

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昨日・今日・明日

2006年03月27日 21時15分54秒 | 春分
 
ずいぶん昔、イタリア映画というのがあったはず(!)です、「昨日・今日・明日」
マルチェロ・マストロヤンニとソフィア・ローレン(トリノオリンピック開会式で五輪旗とともに行進してました)の共演です。

のちになって、この映画、見たはずですが、ちっとも憶えていません。
食べたものはすぐに忘れても、食べることはなぜか忘れませんが(!)。



昨日、今日、明日、どれが一番自分にとって大事なんだろうと、時折思います。

だいたい結論は出ていて、私には、今の私には、今日のいまの瞬間と明日、これです。
済んだことはあくまでも済んだこと。
過去があっての今の自分、それはいくら大事だとしても、
それにとらわれたくない、引きずられたくないという思いが強いのです。

それよりも、いまですよ、いまの瞬間、一期一会。
そして明日への希望・・・・。
明日があるから、今日がいくら暗くても我慢ができる。

阪神が連敗しても、明日頼むで!頑張りや!! 
で、あまり荒れずに寝てしまうことができる・・・・うん?
まだ始まってもないのに・・・・いまから苦悩してどうするの?折節くん??

今日は所用で半日有給休暇、夕方は昨日の雨天順延の残りの作業を少しだけ。





  § 本日の作業 §

◇ ペチュニア 「ペティ」 ライトブルー・ホワイト ハンギング 
◇ カンパニュラ 「アルペン・ブルー」 鉢上げ

◆ 昨日作業した鉢 ◆

◇ ベロニカ・オックスフォード 

 

   こちらを訪れていただいている方のお庭の写真で見かけて探してました。

◇ ペチュニア 「スター・キッズ」 グレープ・ベインとホワイト 



   夏、楽しみな花、ピンチ(摘芯)作業で、いーーーっぱい咲き続けるはずです。

◇ クレマチス (常緑とだけありました・・・・)



   私には、初めての花、引き込まれないようにします・・・・減量成功の強い意志で

◇ 忘れな草 白



   こんなに小さくとも確かな花の形、しっかりしてます、大好きな花です。


□ これは、昨日の切り花(薔薇の花束) 



          毎年のささやかな気持ち・・・・。









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心模様~心を映す花の色

2006年03月26日 13時43分38秒 | 春分
 
昨日、ミニバラを買いました。
「グリーンアイス」 (HITAX)



私の心を映しているような色だと、脳内薔薇センサーが直感したんでしょう。
心の中では、歓声をあげてました Brava!



ホワイトのようなグリーンのような、ホワイトが当然勝っているのですが。
こうした清楚な美しさは、否が応でも自分の感性が揺さぶられることになります。



うすいサーモンピンクもあって、小さいのに品よく落ち着いています。





La Vie En Rose 薔薇色の人生ならば、私はまずこの色です。
こういう希望の色、あこがれを一つだけでいいから、心の中に持ちつづけたいものです。
これは、私にとって記念の薔薇です。

◇◇◇

私のセンサーが、最近よく反応している色、ラナンキュラス。





心の中では、ある女優さんにたとえてしまいます。





こうした、ややもするとすぐにこわれてしまいそうな繊細な、しかし確かな優美な色合い。
けさの美しさは、格別だと思いました。

◇◇◇

早春の私の心を穏やかなものにしてくれたのが、プリムラ・ポリアンサ・クラウディア。



立春の頃から私のところにやってきて、ずっとずっとこの美しさです。



いくら儚くても、この美しさは私の心に永遠に残るはずです。


 § けさの作業 §

◇ ミニバラ「グリーン・アイス」 鉢上げ
◇ ペチュニア「スター・キッズ」グレープ・ベインとホワイト 寄せ植え
◇ ペチュニア系?「アズーロ・コンパクト」(サントリー) 鉢上げ
◇ ベロニカ「オックスフォード・ブルー」 鉢上げ
◇ 忘れな草 紫・白 鉢上げ
◇ ラナンキュラス レッド・ホワイト 鉢上げ (@80 ポットは切り花より安価?)
◇ クレマチス(常緑) ※ 初めての栽培です。忘れてたので追記します(3/26)。

◆ 降雨につき、薔薇の消毒は延期しました。

 ※ 少しブログの更新をお休みしました。
   他意はありませんが、少しくらいは気分は変わってます。


♪ というところで、今日はビートルズで私が3番目に好きな曲です。



(una poesia di oggi)

    IN MY LIFE                  John Lennon & Paul McCartney

There are places I remember, all my life, though some have changed.

Some forever not for better, some have gone and some remain.

All these places had their moments, with lovers and friends, I still can recall.

Some are dead and some are living, in my life, I've loved them all.



But of all these friends and lovers, there is no one compares with you.

And these memories lose their meaning, when I think of love as something new.

Though I know I'll never lose affection, for people and things that went before.

I know I'll often stop and think about them, in my life I love you more.



Though I know I'll never lose affection, for people and things that went before.

I know I'll often stop and think about them, in my life I love you more.

In my life I love you more.

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春の日の想い、ひとつ

2006年03月23日 22時51分05秒 | 春分
  
雨も上がって、草花がたいへんみずみずしく思えた朝でした。
いつものことですが、思いもよらない所から可憐な花が顔をのぞかせてました。
私は、アイビーの雑木林と呼んでいるのですが、それをかきわけ、これもシラーかな?



少し手前から撮ったら、こんな感じです。



電柱の写真? 違う、違う、春の雨の余韻。



私の心・・・・。
これから新しい春に向かおうとする心の中を、
思いがけず、ほんの一瞬だけ、吹き渡っていった爽やかな風の余韻。



このチューリップ、早く咲いて欲しい。
去年も真っ先に咲いたけど、いまの私のささやかな願い・・・・早く。


       ~ そしてこれは、ある春の日、あるひとの想い出に ~

 
  (una poesia di oggi)

     月夜の浜辺                  中原中也

   月夜の晩に、ボタンが一つ
   波打際に、落ちてゐた。

   それを拾つて、役立てようと
   僕は思つたわけでもないが
   なぜだかそれを捨てるに忍びず
   僕はそれを、袂に入れた。

   月夜の晩に、ボタンが一つ
   波打際に、落ちてゐた。

   それを拾つて、役立てようと
   僕は思つたわけでもないが
      月に向つてそれは抛れず
      波に向つてそれは抛れず
   僕はそれを、袂に入れた。

   月夜の晩に、拾つたボタンは
   指先に沁み、心に沁みた。

   月夜の晩に、拾つたボタンは
   どうしてそれが、捨てられようか?
                              「在りし日の歌」

  ※ 24日からブログ更新はしばらくお休みです。すぐに帰ってきます。


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すみれ 三月

2006年03月22日 23時25分54秒 | 春分
 
 アキが転校してきて、ぼくの隣の席に座るようになったのは、たまたまそこが生徒がいない席だったからだ。だが、その偶然はぼくを幸福にした。アキはどこか寂しげな翳りがあったが、とても綺麗な子だったのだ。

     アキはおとなしいが、勝気で、勉強もよくできた。ぼくは、アキをミセス・
     キャンベルの教会のバイブル・クラスに誘った。アキは、ミセス・キャンベ
     ルに英作文をとてもほめられた。前に住んでいた炭鉱町のボタ山にも、春に
     なると、すみれが咲くという、わかり易い英語の文章だった。 

 夏に近い頃、アキを裏の丘の散歩に誘った。雑木林を過ぎると、丘の端に出る。そこから町が一望できた。
「この辺は春にはすみれがいっぱい咲くんだよ。来年、ここにすみれを見にこよう」
 ぼくたちは草の上に腰を下ろし、町を眺めた。駅から汽車が出てゆくところだった。

     夏休みはしばらく会わなかった。ホテルのバイトをしていたというアキは、
     日焼けした白い歯で笑った。すごく綺麗だった。

 秋の学園祭は、アキもぼくも図書係なので、すみれとシェイクスピアの関係をパネルにして展示した。ミセス・キャンベルは講評のなかで高校生にしては着眼点がいいと書いてくれた。しかしオフェリアの埋葬の場面で「彼女の美しい清らかな身体からすみれが咲きますように」と祈るところで、アキが泣いたことは、パネルを一緒に作ったぼく以外は誰も知らなかったろう。

     学園祭が終わって冬に入った頃、卒業を待たず、アキは学校を去った。

 アキが町をたつ前の日、ぼくらは丘に登り、町の見える丘の端にいった。雪が町を覆い、屋根に白く雪の積った汽車が駅にとまっていた。
「すみれが見たかったわ」
 アキが言った。
「咲いたら押し花にして送るよ」
 ぼくはアキと指切りをした。
 アキが去ってから、ぼくは約束どおりすみれを送った。アドレスは北のほうの見知らない町の名であった。

     その後、ぼくがミセス・キャンベルの故郷への留学から帰ってきたとき、
     アキと別れて8年たっていた。ぼくは、すぐに、明日にも会いたいと手紙を
     出した。返事はなかなか来なかったが、見知らぬ人の名前からの手紙には、
     アキが二年前に亡くなったこと、ぼくへの手紙が託されていることなどが書
     かれていた。

 ぼくは呆然としてアキの手紙をひろげた。アキは細かい字で英語の時間の思い出、ミセス・キャンベルのこと、丘のすみれが見たかったことなどを書いたあとで、こう続けていた。
「私ね、父に死なれたり、病気になったり、運が悪かったけど、あなたに会えたことだけは運がよかったのよ。それ一つだけで幸せよ。いい方を奥さんにしてね。でも、私のこと忘れないで。すみれが咲いたら思い出して」
 そして手紙のなかにいつかの押し花が入っていた。

                                     辻邦生 「花のレクイエム」



◇ 3、4年前、読んで泣けました。
  なぜかはよくわからないのですが、ただ涙が勝手に、男なのに。
  今も心が揺さぶられます、この話・・・・。

         with F.Chopin's Waltz No.9 in A flat major,op.69 No.1 "L'adieu"
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春分の日 趣味の園芸の日

2006年03月21日 23時55分41秒 | 春分
 
今日は穏やかな春の日和、もう春分の日でした。
東京、横浜はソメイヨシノの開花宣言がありました。
九州は、昨日でしたか、熊本、鹿児島、当地はまだですが、時間の問題。

こないだから、私のうちの庭砂漠を何とかしようと思ってまして、
少しだけ素焼きレンガを追加で買いに行きました。
追加というのは、先日試しに買ってたからです。

まあ、私のこと、今日はレンガだけにしようと堅く決心して、
はさみも持たずに風を切ってホームセンターに突っ込んだのです。

でも、もうごちゃごちゃ言いません。
きれいな人の誘惑に弱いものですから・・・・。



例年より1か月早く、ほふく性のペチュニア。



たとえば、サフィニアやぺティを植え付け。
おそらく、上はきれいな黄色に包まれるはずです。



ハンギングにしたら、水遣りだけでも夏、見事な姿になります。



寄せ植えも一鉢、この辺が誘惑・・・・。



ラナンキュラス・クモマソウ・オステオスペルマム・カーペットカスミソウ



あとは、先日いただいたポット苗やクリスマスローズの鉢上げを少々。
言い知れない、感謝の気持ちでいっぱいです。

夕方、雨が降ってきたりして、途中で止めました。
私でも、たまには疲れることもあります。

すみれ、すみれ、すみれ・・・・。



今日のクロッカス・・・・。



ずっとサザンの歌の中・・・・。

  ♪ 遠く離れても黄昏時は 熱い面影が胸に迫る ♪(真夏の果実)

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円舞曲

2006年03月20日 23時52分44秒 | 啓蟄
 
1ヶ月くらい前に、教育テレビでジャン・マルク・ルイサダのショパンを見ました。
(昨年、NHK教育のピアノの先生してました)

最初の曲、ワルツ第1番変ホ長調作品18「華麗なる大円舞曲」の演奏を「見」てまして、
あらためて、ワルツは円舞曲なんだと感じ入っりました。

これは見事でした。
DVD録画してたので、3回見ました、聴きました。
自分の心の居場所次第で、若干違いがあったような、なかったような・・・・。

やっぱり聴いていて、見ていて、ごく自然に3拍子にあわせて身体がスイングする。
気持ちいいですよねぇ?
ワルツは踊りの曲、いくら日本人でも私でも、ワルツには身体が反応するのです。

私のクラシック、個人的に不思議なことが、ショパンが好きな割には、このワルツ全曲の
CDを持ってなかったんです。
これを機会に(?)、全曲を1番から通して聴こうと思いまして・・・・。

先日NHKバラ大百科の予約をした折に、いっしょに注文しました。
ウラディーミル・アシュケナージ版です。

夕べ、さっそく寝床で聴いてたんですが、第3番のこれぞショパンと私が思うワルツの途中で、あえなく沈没してました。
そこまでしか、憶えがないのです。

今夜は、せめて第7番とか第9番「別れのワルツ」までは起きておこう。

このワルツは、真っ白な、あくまでも純白のくちなしの花のイメージ・・・・私には。

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Roman Holiday

2006年03月19日 22時25分17秒 | 啓蟄
 
昨日3月18日土曜日の午後版です。
鎌倉を後にした私は、東京での目的地、日本橋。
三越本店のチェルシーガーデンへ行きました。

それは、私なんかには、すてき過ぎるようなところ・・・・。
ここが園芸の情報発信基地というのが、
あながち誇張じゃないというのが、よ~くわかりました。



風が強く、お日様も陰ってきて、やや寒く感じられたのですが、
ずっと飽かず眺めていたいような雰囲気、そして気分でした。

まず、目ざしたのは、当然、薔薇!ばら!バラ!
本やウェブでしか見たことのないものが、いっぱい二杯三杯・・・・。
つい、買い物カートを捜そうとしていました。



買っても、どういう風にして持って帰る気だったんでしょう。
一鉢じゃ、すまないのに・・・・。
でも、どうしても欲しかったのは、結局大分で買うことにしました。
(いや、もう買いました、今日・・・・)



あとですね、クリスマスローズもありましたし・・・・。
あんまり見るとつらくなるので、さらっと見ましたよ、クレマチス。
なんでこんなたくさんあるのよ!?

クレマチスフェア開催中でした、お近くの方はどうぞ。
(湘南って名前があたまに付いてるんです)

そうして、草花をずっと見て回って、ふと目の前に現れたのは・・・・
私の心を一瞬にしてとらえて、決して離さなかった花。



そうなんです、すみれ花のかわいらしい鉢を一鉢買いました。
それだけで、なんだか胸がいっぱいになりそうでした。

すみれ花にまつわる様々な想い。
心に沁みる短編を数年前に読んだりしてたものですから・・・・
それはまた次の機会に。

どれくらいの時間いたのでしょう?
バラもイングリッシュローズもクレマチスも、
結局買わなかったのに。

あのすみれ花。
自分の心の中からもう一つの手が、
すーっと伸びてきて、
さーっと買っていった、そんな感じでした。



私にとって、その瞬間も含めて、なぜか
一生忘れられないひとときになってしまいました。
すみれ花もまた記念になりました。

そう言えば、シチュエーションが全く違うのですが、
映画「ローマの休日」で、ラストの記者会見で、
王女が思わず叫ぶじゃないですか。

「ローマです」って・・・・。
一番よかったのは、
他のどこでもないローマですって。
記者団は呆然として・・・・。

私もチェルシーガーデンが、
東京でどこよりもしあわせなところでした。

◇◇◇

けさの薔薇たちです。



午後に加わりました、イングリッシュローズ。
昨秋、一番買いたかったのに、ぐずぐずしててネットで売り切れたんです。
ずっとどうしようかと思案してましたが、園芸店で買いました。


  Eglantyne(Masako):ER


そして、けさの驚き、その1 あれっ? チューリップや!



その2 別のチューリップ鉢から、またシラー・シベリカや!



その3 アイビーの雑木林の中の美女、これもシラー? びっくり、いつから?



うちは、どこから何が出てくるんでしょう・・・・。


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北鎌倉から

2006年03月19日 10時22分17秒 | 啓蟄
 
16日(木)、17日(金)は東京出張でした。
私が「ねこバス」で飛ぶもんだから、羽田に着陸する夕刻は「春の嵐」でしたね。
神奈川、千葉、東京(五十音順)の皆さん、ご迷惑をおかけしました(!?)。
また、ブログをアップすることもできませんでした。

出張報告は会社でちゃんとするとして、ここはその後のお話。
出張が休日に重なったりしますと、どこかでほんの少しのんびりすることにしています。
今回のように東京出張ですと、ここ数年は必ず鎌倉に行ってます。
昨日18日(土)は、北鎌倉、円覚寺に参拝してきました。


   (北鎌倉駅付近、円覚寺の入り口)

様々な春の花が咲き誇っていまして、ここも春爛漫の入り口にありました。
遠くからの景色が気持ちいいですね、ぼんやりしたうすい柔らかいヴェールに包まれて。



東の山の常緑樹から漏れ来る日差しが、ポカポカと(なぐっているのではなくて)
暖かかったのです。
花木中心の配置も自然のままのような趣で、静かな佇まいの中に、
春の光が満ち溢れて、あぁ、来てみてよかった。



残念ながら、花の名前、木の名前、さっぱりわからなくて、
ご紹介も何もあったもんじゃありません。

これは、もしかして、藤さん?



名票を下げてあるのも結構あるのですが・・・・。



椿はわかります。



でも、これは・・・・。



これの右手前の花木も、よく見かけますが・・・・。



自分の名前だけは忘れていないのですが、それはここで明かすことができないし・・・・。
お詫びに歌の十七番くらいを、マイク、あっても・・・・ダメですか・・・・。
けさは、声が何かしら枯れているのに気がつきました、歌ってもないのに。

国宝の舎利殿(非公開)は、修理中?



割と早い時間の参拝でしたので、どっと押し寄せてくる人人人を横目に、
鶴岡八幡宮へと歩きました、今度はてくてくと。
途中、ミモザの花の下で、歩いて来たほうを振り返りました。



さて、鶴岡八幡宮、ここでは二礼二拍一礼。
お参りして振り返ると、わーーっ! 見事な・・・・桜・・・・えっ、何桜?



うつくしい・・・・。



桜餅は見分けがついても、本物の桜はどうも。
梅、桃、桜。
実が成って(食べて)みないと、私には無理です。
しかも、花と実がいっしょに成るわけでないので、やっぱりインポッシブルです!



「吉」のおみくじを枝に、そして鎌倉駅までまたてくてくと・・・・。
お天気だし、湘南の海も見てみようと、江ノ電で藤沢まで。


  (鎌倉高校前付近)

春の湘南の海風に当たるとお肌に潤いが・・・・折節がいま勝手に想像して決めただけ。

・・・・お昼には、午後の目的地の東京に向かいました。


(追伸) 紫陽花の芽吹きがたくさん見られました



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