折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

庭でも深まりゆく秋が。

2010年10月30日 22時06分50秒 | 霜降
                             □ ヤング・リシダス (Young Lycidas S 2008 D.Austin England) 
 

◇ リビングのテレビが地デジ対応になって一週間、テレビとコーヒーがなかったら夜も日も暮れない私には、ささやかな楽しみな時間が増えました。
  この夏以来テレビの買い替えの時期を測っていたところに、家電エコポイント制度の見直しが降って湧いて、ようやくその決心がついたのでした。
  従来のCATVの契約よりも「BSデジタル」のチャンネルが増えて、大好きな音楽・美術そして旅や紀行の番組を見るチャンスが広がったことがグー
  ディスクに予約録画しては時間を見つけて楽しむことになるでしょうが、余暇の時間の過ごし方のバランスが若干むずかしくなるもしれません。



              
                                                             2010年10月30日
                □ 庭のバラの代表にしたい、大苗一年目で早くもそう思えるバラに育ってくれました。




        
                                   10月29日                                10月28日


  
◇ それはさておき、秋のバラもこのところは数えるほども咲いていない状態が続いています。
  そんな中、数日来待ち望んでいたマジェンタ・ピンクのバラが、落ち着いたゆったりとした姿で開花していました。
  今日も午前中は北寄りの風が強く、花は小刻みに揺れて、私のデジカメごときでは、画像が今一つピタッとは決まってくれません。
  吹き渡る風も日増しに冷たさが加わり、庭のハナミズキもオールド・ローズも秋の装い、ここ九州でも季節は次第に晩秋へと移って来たようです。



        
                     □ ヤング・リシダスの蕾の向こうに、ハナミズキの赤い実が見られます。



                        
                         □ ワイルド・エドリックの株元辺り、ようやくヒメツルソバ。


                    
                         □ アルバ・セミプレナのローズヒップです。



                        
                                                   2010年6月5日
                                   □ アルバ・セミプレナ  
                            (Alba Semi-plena A before 16th century)
       
  
   
 
コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一輪ずつ、秋を確かめるように

2010年10月25日 23時12分15秒 | 霜降
                             □ アンブリッジ・ローズ (Ambridge Rose S 1990 D.Austin England)



        
              □ 雨に濡れてシュートはほとんど水平状態でしたので、そばのアーチに仮結いしました。
  


◇ 日曜日から降り始めた雨が、今日も日中は断続的に降り続きましたが、秋の雨にしてはやや強い降り方でした。
  夕方にようやく止んだのですが、帰りのバス待ちの上空は暗い雲が北から南に流れて、夏から一足飛びに冬の寒空に変わったようでした。
  けさはここ数日待ちわびていたアンブリッジ・ローズのアプリコット・ピンクを見つけましたが、春の一番花の初咲きと同様、雨の中の開花となりました。
  うちの庭では、その優しげな花の姿において、おそらく一、二を争うバラ、立ち止まってじっくり眺める時間が長くなるバラでもあるのです。



             
                   □ ハーロウ・カー (Harlow Carr S 2004 D.Austin England)



           
                □ イングリッシュ・ヘリテージ (English Heritage S 1984 D.Austin England)



                                               
                                                         2010年10月23日
                                                □ このバラは蕾も麗しいのです。



                        
                                      □ レオナルド・ダ・ヴィンチ
                               (Leonardo Da Vinci LCl 1994 Meilland France)
                                 春とは違い、一輪ずつボチボチ咲いています。 



           
                   □ マダム・アルフレッドゥ・キャリエール 
               (Mme. Alfred Carrière N 1879 J.Schwartz France)



           
            □ 枝振りを成り行きに任せてましたら、典型的な「頂芽優勢」
              来シーズンに期待の持てる初々しさに思えます(大苗初年度)。
  
 
   
 
 
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

そうこうしているうちに

2010年10月23日 23時38分50秒 | 霜降
                                                                    2010年10月22日
                            □ シュウメイギクが、大らかな感じの秋を醸し出してくれています。


                  
                                                               2010年10月22日
                     □ エブリン (Evelyn S 1991 D.Austin England)(右)が返り咲きました。  



◇ 10月に入って日にちは飛ぶように過ぎて行って、猛暑の夏も今いずこ、季節は二十四節気の霜降へと移って来ました。
  このところ南方海上(正しくはその上空)の秋雨前線の影響で、抜けるような秋空は望めず、日曜日は朝から雨予報です。
  さて、芸術の秋も私の場合は音楽の秋と言えるでしょうか、就寝前の子守唄程度の音楽鑑賞となります。
  秋はピアノ、乾いたような枯れたような音の重なりが、深まりゆく秋、しんと更けゆく夜に一番マッチしているように思えます。



           
                          □ プリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケント 
                     (Princess Alexandra of Kent S 2007 D.Austin England)



                
                    □ アイスバーグ (Iceberg F 1953 Kordes Germany)



                       
                            □ この秋、途切れずに咲き続けています。



               
                                                2010年10月22日   
                 □ ヤング・リシダス (Young Lycidas S 2008 D.Austin England)



                    
                   □ ムソルグスキー 組曲「展覧会の絵」今夜はこの一枚。
                     ピアノ曲とラベル編曲の管弦楽曲の両方が楽しめます。



                   
                    □ 今週末からの読書は、塩野七生さんのこの長編です。


                    ※ そして、そうこうしているうちに、
                      このブログが900回目であることに、今気がつきました。
                      いつもご覧いただきまして、ありがとうございます。
 
 
     
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

みんな遠慮がちに

2010年10月19日 22時50分50秒 | 寒露
                             □ L.D.ブレスウェイト (L.D.Braithwaite S 1988 D.Austin England)


                             
                              □ 朝開花が始まり、昼には上のように黄色いしべが見られます。


◇ 一日ずつ秋の深まりを実感できるような、さわやかな季節になって来ました。
  明日は思いがけず雨予報、それも一日中降り続きそうで、十三夜の月見はできなくなるのでしょうか。
  このところ秋のバラもやや一段落のようですが、どちらかと言えばこれまでバラの花は夏の延長線上でした。
  地面すれすれのところに目を転じると、こちらは庭で数少ないオキザリスがとても遠慮がちに顔をのぞかせ始めていました。



                
                  □ メアリー・ローズ (Mary Rose S 1983 D.Austin England)
                    一輪ずつですが、このところよく咲いている印象です。



                       
                              □ 2月の挿し木苗に蕾がつきました。



                
                         □ ジュビリー・セレブレイションの株元



                
                        □ けさ、花を見つけました。



               
                         □ イングリッシュ・ヘリテージの株元



                
                         □ シャルロット・オースチンの株元
 
                     ※ 株元とは言っても、どれも「寄せ植え」状態です。

  
 
 
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋の夜長に

2010年10月18日 21時03分36秒 | 寒露
                               □ エグランタイン (Eglantyne S 1994 D.Austin England)
                                 昨年まではあまり返り咲かなかったのに、この秋は次々に開花。
                                 もっとも、今回はガーデニングのカテゴリーではありません。


◇ ここ九州でも朝夕はめっきり涼しくなって、出勤前に降り立つ庭のバラの姿も微かな香りも、秋の冷気のきりっとした心地良さに包まれているようです。
  秋分の頃から4週間近くが過ぎて夜が随分長くなって来ましたが、定番の読書の秋、今年からは若い頃の愛読書を読み返してみようと…。
  もう何年も前から、出張で都会に出掛けては、自分へのお土産に古書(昔の復刻版)を少しずつ買い求めていました。
  最初学生の頃に読んだのはほとんど文庫本、それから何十年も経てもう一度読み直す時は、情緒あふれる単行本でと…ささやかなこだわりの秋なのです。



                
             □ いくつかを本棚から出して来ました。
               どことなく風情を感じる…のは、私だけ!?



                
                           □ 夏目漱石 心



               
                □ 三島由紀夫 宴のあと    井上靖 天平の甍
  


               
                        □ 川端康成 伊豆の踊子



                  
                                     □ 谷崎潤一郎 春琴抄



                
                                  □ こちらは同僚との帰り道です。



                
                      □ いわし雲(巻積雲)でしょうか、秋の雲。



                
                         □ あっという間に日没を迎えました。
 
  
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天高し、秋の日に。

2010年10月17日 11時56分36秒 | 寒露

               
                                (una poesia di oggi)
                                

                                    天高しどんな風にも生きられる     戸田菜穂


                            
                                                             2010年10月17日 
                                □ ノック・アウト (Knock Out F 1999 J.W.Radler USA)
 
                                  いわさきちひろさんの絵画に出て来そうな真っ赤な花。
   

◇ 先週の土曜日(10月9日)、テレビのチャンネルを回して何気なく見ていた「俳句王国」(NHK BS2)、女優の戸田菜穂さんの一句、なかなかのものです。
  無限の広がりを持つ青空の下ならば、悩みや苦労を超えて「よし」と明るく気持ちをリセットして力強く踏み出せるものだと再認識したところでした。
  そこまでは…翌日曜日の早朝、ご近所に何とも言いようのない悲しい出来事が…。
  「生きよう」とする自分の意志とは別の次元の「生かされている」とでも…自分の存在と認識を巡って、かつてない不思議な感覚に包まれていました。



               
                                                              2010年10月17日 
                    □ ジャック・カルティエ (Jacques Cartier P 1868 Moreau-Robert France)
                      リビングに咲いている、スパティフィラムの花が写っています。



                         
                                                  2010年10月15日
                         □ リビングから手を伸ばすと届くくらい位置に咲いています。



          
                              2010年10月14日                                 10月17日
                   □ イングリッシュ・ヘリテージ (English Heritage S 1984 D.Austin England)



                    
                                                     2010年10月14日
                     □ スカボロ・フェア (Scarborough Fair S 2004 D.Austin England)



              
                                                            2010年10月17日
                       □ エグランタイン (Eglantyne S 1994 D.Austin England)



         
               2010年10月12日                                       10月17日
             □ ジュード・ジ・オブスキュア (Jude The Obscure S 1995 D.Austin England)



                             
                                     2010年10月16日 
     

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

静かに咲き進む秋のバラ ~ 続き ~

2010年10月11日 10時35分50秒 | 寒露
                             □ ザ・ダーク・レディ (The Dark Lady S 1991 D.Austin England)


◇ 春はそれこそ吹き出すように咲き上がるバラ、季節が180度巡って来る秋は、穏やかにかみしめるかのように開花して来ます。
  とは言え、最高気温が25度超の夏日のこの頃では、まだまだ夏の名残りか、色づいた蕾はあっという間に満開に向かいます。
  春から夏にかけて一番花、二番花、三番花と主役を張った品種が、ひと夏を越して別人ならぬ別バラ(別腹×)の佇まいで戻って来ました。
  日にちをかけてしっとりと咲き上がる様は、もっと気温が下がる11月に譲るとして、秋のバラへの序章をしばし楽しんでいたいと思うのです。



           
        □ プリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケント (Princess Alexandra of Kent S 2007 D.Austin England)



           
                  □ L.D.ブレスウェイト (L.D.Braithwaite S 1988 D.Austin England)



                     
                      □ 猛暑で手入れできなかった庭、げんなりしてます。
                        シーズン・オフにラティスを立てて仕立て直しです。



       
                □ ジャック・カルティエ (Jacques Cartier P 1868 Moreau-Robert France)
                  けさはこの2輪。何度も返り咲きする香りのオールド・ローズ。ボタンアイが見えます。  



                     
                       □ チャイコフスキー (Tchaikovski S 2000 Meilland France)
 
                         下方はシャルロット・オースチンの株、蕾が見えます。
                         青々としているのは、唯一残ったマーガレットです。
                         他のマーガレットは猛暑で一瞬にして全部枯れました。



                    
                    □ 大苗2年目、鉢植えですがとにかく繰り返しよく咲きます。



                      



                      

 
  
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

静かに咲き進む秋のバラ

2010年10月10日 23時39分55秒 | 寒露
                                □ ノック・アウト (Knock Out F 1999 J.W.Radler USA)


◇ 三連休の中日の今日はとても好い天気になりましたが、最高気温も27度と好過ぎるくらいの日和でした。
  10月10日と言えば元々は東京オリンピック記念の体育の日、この日は永遠に祝日に固定して、他にも近辺を一日休日にしてほしいと…虫が好過ぎますね。
  このところの涼しさで、庭のバラ達も文字どおり涼しい顔を見せ始めましたが、あいにく雨続きで撮影を逃したり、花が傷んだり…。
  そうこうしながら、秋のバラの季節も進んで行くでしょうし、気がつけばシーズンも終わりに近づいている、一抹の寂しさも感じる頃になりました。



           
                           □ ヤング・リシダス (Young Lycidas S 2008 D.Austin England)



           
                      □ イングリッシュ・ヘリテージ (English Heritage S 1984 D.Austin England)



                            
                                                      2010年10月7日 
                              □ ヘリテージには充実した蕾がたくさん見られます。



           
          □ 金木犀のてっぺんには、何を勘違いしたか、誘引のフェンスとは逆方向のモッコウバラ。



           
                 □ 一気に満開に近づいて来ました。
 
 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋の雨が降り続きます。

2010年10月08日 22時39分19秒 | 寒露
                                                                    2010年10月7日
                                 □ アイスバーグ (Iceberg F 1953 Kordes Germany)


                            
                        □ 春からほとんど途切れずに咲いています。



                    
                                              2010年10月5日 
                           □ ウィンチェスター・キャシードラル
                      (Winchester Cathedral S 1988 D.Austin England)
                         大苗一年目、繰り返し美しく咲いています。

 

◇ 今日は朝から雨、一日中降り続いては最高気温も20度くらいで、この夏の暑さ慣れした身には何だか肌寒いくらいでした。
  明日の土曜日も雨予報とのことで、ずっと延期していた週末の庭のゴソゴソ作業も日曜日からの再開になりそうです。
  朝夕の冷気を敏感に感じ取ったのか、玄関横のアイスバーグの純白の花が急に見頃を迎えました。
  折しも金木犀の甘い香りが漂う空間に、白いバラの清純な佇まいが深まりゆく秋の気配を代表してくれているかのようです。



          
                                            2010年10月8日 
                       □ 雨に煙る金木犀です。



              
                                        2010年10月8日
                    □ 日に日に黄色みを帯びて来ました。



              
                                        2010年10月5日 
               □ ノック・アウト (Knock Out F 1999 J.W.Radler USA)
                 金木犀の隣り、よく咲いてとても元気なバラです。



     
                                                     2010年10月7日
              □ ワイルド・エドリック (Wild Edric S 2005 D.Austin England)
                久しぶりにたったの一輪だけ花をつけました。



                
                           10月5日                  10月6日



                
                                         2010年10月8日
 


               
                                         2010年10月7日
                     □ かすかに黄色いゼフィランサスです。



               
                                         2010年10月7日
               □ あちこちでクレマチス「プリンセス・ダイアナ」の返り咲き。



     
                                                     2010年10月8日 
    □ チャールズ・レニー・マッキントッシュ (Charles Rennie Mackintosh S 1988 D.Austin England)
      昨シーズンは一桁台の開花数に止まったのに、今シーズンはほとんど途切れずに咲き続けて…。



               
                                         2010年10月8日 
                        □ イングリッシュ・ヘリテージ 
                   (English Heritage S 1984 D.Austin England)
                      雨にたたられて、可哀そうに思えます。
  
    
 
   
  
 
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日曜日は雨になりました。

2010年10月03日 13時33分21秒 | 秋分
                                                                   2010年10月3日
                           □ ガートルード・ジェキル (Gertrude Jekyll S 1986 D.Austin England)



                      
                                       2010年10月2日
                      □ 優しげな、やわらかいローズ・ピンク
                        昔ながらのバラの自然な感じが魅力です。
                        


◇ 夜半の雨音の中で就寝し、朝方目が覚めると日が射したりしていましたが、天気予報どおり昼前から雨になりました。
  ややじめじめとして蒸し暑い空気、間断なくしっかりとした降り方は梅雨時を思い起こさせます。
  毎年秋に向かう頃から来シーズンのバラの育て方を考えていましたが、今年はまだあまり考えてなくて…少なくとも花の数を楽しむのは今年がピークです。
  来シーズンからは2本のアーチはそれなりの姿を目指すとして、それ以外は全体の(狭い庭との)バランスを考えて「縮小均衡」を目指そうと決めています。



          
                                                          2010年10月3日  
               □ レオナルド・ダ・ヴィンチ (Leonardo da Vinci LCl 1993 Meilland France)



                    
                                              2010年10月2日
                       □ 生き生きしたシュートがいくつもあります。
 



                    
                                              2010年10月3日
                    □ 時折、クレマチス「プリンセス・ダイアナ」が咲いてます。
                      その向こうに、ぼんやりと見えるバラは…。



           
                                                          2010年10月3日  
                    □ チャイコフスキー (Tchaikovski S 2000 Meilland France)



                      
                                              2010年10月2日 
                       □ 涼しげな秋のバラの雰囲気が出て来ました。



          
                                                          2010年10月3日  
              □ ジュード・ジ・オブスキュア (Jude the Obscure S 1995 D.Austin England)
                三番花が咲き続けて…また少し「おいしそうな」色になってきた感じです。



                    
                                              2010年10月3日
                    □ 遅れ気味の秋の花、ゼフィランサスが急に咲きました。 



                          
                        □ まいにち頑張ってみようかと…。
                          いつか役に立つ日が来るはずです。
 
     
  
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする