折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

少しだけ秋のバラらしさが…

2018年10月29日 21時00分59秒 | 霜降

◇ 10月も残すところあと数日となりまして、吹く風にも漂う雲にも陽の光にも、さすがに秋らしさの漂うこの頃となりました。

  真っ青な青空が広がる晴れの日が多いのは結構なのですが、天気予報では翌日の晴れ予報には、黄砂とPM2.5の注意情報をセットで流しています。

  こちらはここのところ毎日のように片頭痛に悩まされていまして(軽度ですが…)、その黄砂などが原因になっている可能性が高いと思っています。

  ところで不調を極めている今年の秋のバラですが、ほんの数輪でも蕾が見えてしっとりとした秋のバラらしい花が開くと、それだけで素直にうれしくなるものです。

 

                                                     2018年10月28日

□ 昨日の日曜日にピンクの大輪の花の返り咲きが始まりました。

 

                                                              10月29日

□ イングリッシュ・ヘリテージ

(English Heritage S 1984 D.Austin England)

 

□ 実は背の高さよりかなり上の方に咲いています。

もっと低いところにいくつか蕾がありますが、そのうちに咲き始めるでしょう。

 

□ 真紅のバラ「ヒースクリフ」(ER) そのうち返り咲きが始まるはずです。

 

                                                          10月28日

□ 半八重の白いバラもようやく咲き始めました。

 

 □ ドミニク・ロワゾー

(Dominique Loiseau S 2003 Delbard France)

房咲きですので、数輪でもいいですから同時に咲いてほしいものです。

 

□ こちらも昨日の日曜日、日没前の西日に金木犀の葉が輝いていました。

 

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ひそやか過ぎる、この秋のバラ

2018年10月22日 20時20分26秒 | 寒露

◇ 秋を感じさせてくれる季節の花と言えば、私の場合は、例えば玄関先の金木犀の花がその代表です。

  今年は10月上旬の台風25号接近による暴風雨の影響などで、全くの期待外れの花(花数が少なく、花色が薄い)に終わってしまいました。

  そしてこれは台風の影響だけではなく、猛暑の夏の影響がかなり大きかったのでしょうが、庭の秋のバラがさっぱりです(もちろん、私のケアの悪さが主原因)。

  この時季はしっとりと上品に咲く秋のバラを殊の外楽しみにしているのですが、これから先は半年かけて、地植え鉢植えともにバラ栽培の立て直しが急務なようです。

 

                                                     2018年10月20日

□ 先週辺りから黄色い大輪の花が少しずつ咲いています。

 

                                                              10月17日

□  シャルロット・オースチン

(Charlotte Austin S 1993 D.Austin England)

 

□ いくつか蕾はあるのですが、

複数の花が同時に咲くことはなさそうです。

 

□ プリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケント

(Princess Alexandra of Kent S 2007 D.Austin England)

結構返り咲きをする品種ですが、この秋はポツリと密やかに。

 

□ この秋は花数が少ないのですが、株元ではオキザリスのソフィアの花です。

 

□ この花ももう少し咲いてもよさそうなのですが…。

半八重咲きのように見えています。

 

 

                                                           10月9日

□ ブリリアント・ピンク・アイスバーグ

 (Brilliant Pink Iceberg F 1995 L.Weatherly Australia)

 

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思いがけず季節を感じる文章に触れたこと

2018年10月11日 21時11分22秒 | 寒露

◇ 時差マイナス6時間の海外に在住の孫娘のKちゃん(7歳)からは、登校する前や帰宅後によくLINEのテレビ電話がかかって来ます。

  電話代そのものが無料でいくらでもお話ができるLINEには驚きですが、いつの頃でしたか、Kちゃんがそのテレビ電話で突然「おはなし」を始めました。

 

    「はるはあけぼの ようようしろくなりゆくやまぎわ すこしあかりて むらさきだちたるくもの ほそくたなびきたる」

    「じいじ、知ってる?」と聞かれて、思わず

    「夏は夜 月の頃はさらなり 闇もなほ 蛍の多く飛びちがひたる」と続けましたら、

    「じいじ、どうして知ってるの?」 

    「子どもの頃に一生懸命覚えたんだよ」             (※ 実際は高校生のときにテスト対策で丸暗記、かろうじて憶えていました。。。)

    「へえ~」

  Kちゃんは自分の絵本の枕草子を読んでくれたのですが、身近なところに季節を感じる古典のあることを思い起こさせてもらえて、心地よい感じがしたのでした。

 

◇ さて、この秋はバラの返り咲きはあまり期待はできないようですが、赤いバラが少しだけ咲き始めました。

 

                              2018年10月11日

□ 一つの株にバラの花が一輪以上(!?)咲きました。

 

□ ヒースクリフ

(Heathcliff 2012 S 2008 D.Austin England)

 

                                                          10月9日

□ 一輪だけでも真紅のバラは華やかさを振りまきます。

 

□ 5月の一番花のような大輪がポツンと咲いています。

 

□ アブラハム・ダービー

(Abraham Darby S 1985 D.Austin England)

 

□ コントゥ・ドゥ・シャンボール

(Comte du Chambord P 1860 Moreau-Robert France)

香りのオールドローズがようやく咲き始めました。 

 

□ イングリッシュ・ヘリテージ(ER)は遅咲きでもありますし、

咲いたとしても11月になると思われます。

 

   (una poesia di oggi)  

 

     春はあけぼの。 

     やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。

     夏は夜。 

     月のころはさらなり、闇もなほ、蛍の多く飛びちがひたる。

     また、ただ一つ二つなど、ほかにうち光て行くもをかし。 雨など降るもをかし。

     秋は夕暮れ。 

     夕日の差して山の端いと近うなりたるに、烏の寝所へ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。

     まいて雁などの連ねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。 日入り果てて、風の音、虫の音など、はた言ふべきにあらず。

     冬はつとめて。 

     雪の降りたるは言ふべきにもあらず、霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに、火など急ぎおこして、炭持て渡るも、いとつきづきし。

     昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も、白き灰がちになりてわろし。

                                                             (清少納言 枕草子 第一段)

 

 

 

 

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秋10月なのに、夏日、真夏日…

2018年10月07日 21時09分26秒 | 秋分

◇ こちらは台風25号の暴風域には巻き込まれずに済んだのですが、それが日本海を進んだ影響で、今日までの3日間は季節外れの暑さに見舞われました。

  一昨日(5日)が最高気温28度、昨日(6日)が31度、今日(7日)が28度でしたから、特に昨日の30度超えの真夏日にはさすがに恐れ入りました。

  いつもの年なら10月上旬と言いますと、玄関先の金木犀の花が満開を迎えて、名前のとおり夕日を浴びて金色に染め上がる頃なのですが、どうも迫力がありません。

  夏の猛暑の影響なのか、そもそも全体の花芽の数が少ないように感じられますし、台風で花芽が傷んだことを差し引いても、いつもと様子が違うのは何か寂しいものです。

 

                                                           2018年10月7日

□ 金木犀の花が台風一過の秋空に映えますが、花芽はいつもの半分程度でしょうか。

 

□ いつもの年はもっと濃い黄金色に輝いているのですが…。

 

                                                           10月6日

□ 今咲いているバラは、前回のブログ更新と同じくピンクの中輪だけです。

 

                                                           10月7日

□ ハーロウ・カー

(Harlow Carr S 2004 D.Austin England)

オールドローズを感じさせる花の姿がとても気に入っています。

10年以上のお付き合いです。

 

  

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台風一過、台風一花…

2018年10月01日 21時38分39秒 | 秋分

◇ 昨日の日曜日のものすごい暴風雨がうそのように、けさは雲一つない青空、まさに台風一過のさわやかな秋の空がどこまでも広がっていました。

  今夜窓の外ではコオロギがしきりと鳴いて、窓からはひんやりとした風も吹き込んで、いつもの秋の夜が戻ってきましたが、当地では深刻な被害はなくてやれやれです。

  幸い庭の草花や木々も被害は認められませんでしたが、けさはバラの開花がたったの一輪、さしずめ「台風一花」という趣きを感じたところでした。

  猛暑の夏に痛めつけられ続けた今年のバラ、これから数週間後の秋の返り咲きを一応期待はしているのですが、そんなには咲いてくれないかも…少し心配しています。

 

                                                          2018年10月1日

□ ハーロウ・カー

(Harlow Carr S 2004 D.Austin England)

濃いめのピュアなピンクの中輪、この季節らしい色合いです。

 

                                                          9月29日

□ スカボロ・フェア

(Scarborough Fair S 2004 D.Austin England)

台風接近の前日、雨の降り出した頃の花、これもたった一輪の開花です。

 

                                                          9月29日

□ コントゥ・ドゥ・シャンボール

 (Comte du Chambord P 1860 Moreau-Robert France)

シーズン外れの一輪の花でしたが、秋の返り咲きが少しは期待できそうです。

 

                                                          9月29日

□ ダーシー・バッセル

(Darcy Bussell S 2006 D. Austin England)

たった一輪の開花途中の蕾も、暴風雨に花びらは吹っ飛んでいました。

 

                                                              9月29日

□ 白の萩の花もけさはほとんどすべての花が飛んでいました。

 

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