エグランタイン(Masako)ER 2006/6/13 二番花
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薔薇の二番花が咲き始めました。
待ちに待った一番花が咲いたのは、ちょうど一ヶ月ほど前でした。
5月の連休の終わりの頃だったような気がします。
私のブログを見ればわかるはずなんですが・・・・。
一番花は「エグランタイン(マサコ)」(ER)でした。
待ちわびたあとの清楚な花の姿に感激し、感動すら覚えました。
その後、次々に咲き出して、いつしか開花も途絶えていました。
その間、またあちらこちらに蕾が用意されて・・・・。
そして、昨日12日の朝、開花に気がつきました。
(2006/6/12) (2006/6/11)
二番花の最初は、ウィリアム・シェイクスピア2000(ER)です。
最初の一番花より心なしか小さいような気がしますが、忘れていません、深紅の花の姿。
私が昨秋、まっさきに心惹かれた薔薇でした。
画像がよくありませんね、ブレてるんです。
ちなみに一番花はこんな感じでした。
◆ 6月14日朝の様子を追加します。
(エグランタイン)
(スカボロフェア)
(レオナルド・ダ・ビンチ)
◇◇
ところで、私は、英文学、それもシェイクスピアはさっぱりです。
すべて、戯曲ですから、小説好きの私にはなんとなく読みにくいなあ。
ただ、大学の教養部時代に英語の授業でとりあげられたこの戯曲。
そう、ロミオとジュリエット(Romeo and Juliet)は、今も心に残ります。
おそらく、オリビア・ハッシー主演の映画が、戯曲以上に印象深いのかもしれません。
彼女が布施明の奥さんになったときは、開いた口がふさがらなくて、その後怒りました。
Romeo and Juliet 1969 Leonard Whiting(Romeo) Olivia Hussey (Juliet)
有名なバルコニーのシーンを載せたいと思います。
前回ブログと同様にものの本からの引用です。
ジュリエットのせりふに薔薇の花が出てきます。
作者シェイクスピアは、どんな薔薇を思ったのでしょうか・・・・。
◇◇◇ Rome and Juliet, Act 2 Scene 2 ロミオとジュリエット 第二幕 第二場
有名なバルコニーでの宿命的な出会いのシーンです。
Juliet: O Romeo, Romeo! wherefore art thou Romeo?
Deny thy father and refuse thy name!
Or, if thou wilt not, be but sworn my love,
And I'll no longer be a Capulet.
Rom. (aside) Shall I hear more, or shall I speak at this?
Juliet: 'Tis but thy name that is my enemy.
Thou art thyself, though not a Montague.
O, be some other name! What's Montague?
It is nor hand, nor foot, nor arm, nor face,
Nor any other part belonging to a man.
What's in a name? That which we call a rose
By any other name would smell as sweet.
So Romeo would, were he not Romeo call'd,
Retain that dear perfection which he owes
Without that title. Romeo, doff thy name;
And for thy name, which is no part of thee,
Take all myself.
(ヘリテージ 一番花)
ジュリエット:
おお、ロミオ、ロミオ、どうしてあなたはロミオなの?
お父様とは無関係、自分の名は自分の名ではない、とおっしゃってください。
それがいやなら、お前だけを愛していると、誓ってください。
そしたら、私もキャピュレットの名を捨ててしまいましょう。
ロミオ:(独白)
このまま聞いていようか、それともすぐに話かけようか?
ジュリエット:
私の仇はただあなたの名前だけ、
モンタギュー以外の名前をもっておられてもあなたはあなた。
モンタギューというのは何なのか。手でもなければ足でもない、
腕でも顔でも、いいえ人間の五体のどの部分でもない。
ロミオ、ほかの名前の人になってください!
名前っていったい何なのか? みんなが薔薇と呼んでいるあの花も、
ほかの名で呼ばれてもその甘い薫りには変わりはないはず。
同じようにロミオも、たとえロミオと呼ばれなくとも、
あのなつかしいお人柄に変わりはなかろう、もともとロミオという名前とは、
何の関係もないお人柄なのだから。おお、ロミオ!
どうかそのお名前を捨ててくださいまし! そしてそのかわりに、
あなたにとってそう大切でない名前のかわりに、私を、私のすべてを、おとり
くださいまし。
(平井正穂訳・岩波文庫)
◇◇◇◇
これも同じ場面、映画「ウェスト・サイド物語」(West Side Story 1961)
ロミオとジュリエットを焼き直ししたミュージカルでした。
非常階段の鉄の柵越しでの愛の語らい(歌うのですが)。
ご存知の方は、映画の感動を思い出しながら、歌ってみて下さい(一部ですが)。
West Side Story 1961 Richard Beymer (Tony) Natalie Wood (Maria)
(una poesia di oggi)
Tonight ♪
Maria:
Tonight, tonight, it all began to night
I saw you and the world went away
tonight, tonight,
there's only you tonight,
what you are what you do, what you say.
Tony:
Today,
all day I had the feeling a miracle would happen
I know now I was right
for here you are and what was just a world is a star tonight!
♪ 今夜すべてが始まって、あなたを見たら、世界がどっかへ行ってしまって
今夜は全部あなただけ ・・・・ 女性はそう歌います ♪
男性はというと、
今夜奇跡が起こるかもと一日そんな気がしていて、
それが正しかったんだ・・・・ ♪
お互いしか見ていない、当たり前だけれど、熱烈なラブソングです。
薔薇の花が似合います。