昨日はNHKのクローズアップ現代で、韓国アイドルの日本、及びアジア諸国への進出がめざましい、という内容の特集がされていた。確かに最近は、店のBGMなどで少女時代やKARAの音楽を頻繁に耳にする。CDの売り上げもかなり良いらしい。日本だけでなく、台湾や東南アジアでも韓国アイドルが大人気なのだそうだ。こうしたK-POPの隆盛には何があるのか、ということである。
番組では、アイドル育成のための厳しい練習、芸能会社の調査に基づく徹底した国際戦略、といったことが原因として挙げられていた。韓国のCD市場はなんと日本の1/30程度で、人口比から考えても極端に小さいらしい。ネットでダウンロードできるので、誰もCDを買わないのだ。だからもうCDの売り上げには見切りを付け、ライブやテレビ出演で稼ぎ、外国に販路を求める、という方向になったのである。今、韓国でデビューしようとするアイドルは、韓国国内だけではなく海外進出することが前提となっているらしい。そこが、日本との大きな違いである。日本のアイドルやアーティストは、海外をほとんど意識していない。
なるほど、企業や国が一体となって戦略を練ったうえで、韓国の芸能人をアジア各国へ売り出しており、それが見事に成功したのである。じゃあ日本も同じようにすべきか、というと、そうではない、というのが番組コメンテーターの答えであった。日本はコンテンツの創造に長けており、それが日本の強みなのだから、アーティストらの創造性を今後もより大きく発揮させていく方が重要、とのことだ。
確かにその通りだと思う。韓国アイドルの音楽もいいが、いかにも「商品」という印象が強い。あまりにも割り切りすぎて、音楽が消耗品として扱われているのでは、という気がしてくる。新しい曲が出れば、その時その時は楽しくても、長く心に残る音楽はできそうもない。アイドル音楽の限界だ。韓国からも、自分で作詞作曲できる「アーティスト」が出てきてほしいと思う。
それはともかくとして、KARA(上の動画)は良い。(^^) 先日はNHKの音楽番組にも出演して、「ジャンピン」という歌を歌っていた。しかしあのケバい韓国風メイクだけは、どうにかならないもんだろうか。あの化粧の仕方が、日本でうけるとは思えんのだが。
コーサクさん> そういえば最近、チェ・ジウをあまり見かけませんね。