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河野談話を検証し、正当性を崩すべき

2014年03月07日 22時18分07秒 | 時事

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20140303-OYT1T01018.htm
 菅官房長官は3日の記者会見で、いわゆる従軍慰安婦問題に関する1993年の河野洋平官房長官談話の作成過程を検証することが、談話の見直しには直結しないという認識を示した。
 菅氏は、「政府の基本的立場は河野談話を継承することだ」と明言。そのうえで、「慰安婦の聞き取り調査について、日韓間でどのようなすり合わせが行われたのかを含めて、そこはさすがに検証する必要がある」と語った。
 これに関連し、安倍首相は3日の参院予算委員会で、「安倍内閣としては、侵略や植民地支配を否定したことは一度もない。『アジア諸国の人々に多大な損害と苦痛を与えてきた』との認識は、安倍内閣としても同じで、これまでの歴代内閣の立場を引き継いでいる」と述べ、過去の植民地支配と侵略を謝罪した1995年の村山首相談話を踏襲する考えを改めて強調した。中国、韓国などによる一方的な批判を否定する狙いがあるとみられる。


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 さすが菅官房長官である。この人は本当に卒がない。今の日本政府が出すべき発言の模範解答だと思う。確かに、河野談話をただちに否定してしまうことは、日本にとってリスクが大きすぎる。それよりも、河野談話が作成された過程をしっかり検証し、いかに韓国側の政治的意図が反映されたか、日本政府による妥協の産物であることが明確であるか、史実や正確な記録とは関係のないものであるか、を明確にした方がよい。そうすれば自ずと、河野談話そのものが疑わしいものとなる。
 さらにその上で、何としてでも河野洋平の証人喚問を実現してほしい。河野に談話を否定させる必要はない(本人は絶対にやろうとしないだろう)。上の検証結果をもとに、あのような談話を出すに至った経緯を問い詰めて白状させるだけでよい。このことが非常に重要だ。こうすることによって、河野談話は否定するまでもなく、事実上無効化することができる。事実上の無効化ができれば、日本側は国際世論戦において今よりも戦いやすくなるのではないか。
 最近になってこの日本政府の動きを韓国の外相が文句をつけているが、やはり検証されると都合の悪いことがあるようだ。談話の見直しではなく「検証」だと言ってるのに、人間の言葉が理解できないのだろうか。
 村山談話は、菅長官が言うとおり、そのまま引き継いだ方がよい。あれを強調することによって逆に、中韓に付け入る隙を与えないことができる。談話の内容そのものは、日本にとってそれほど害悪のあるものではない。
 とはいえ、こうやって官房長官が村山談話の継承を明言しても、韓国のマスコミはまずこのことを報道しないし、韓国の政府も聞いていない振りをし続けるだろう。歴史問題など解決する気はさらさら無く、いつまでも対日優位に立つために「歴史カード」は絶対に手放せないからだ。

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