少し前に読んだものなので新しくはないが、「本当はヤバイ! 韓国経済」という本を紹介したい。一部では既に有名になっているので、知っている人も多いかもしれないが、多くの人に読んでもらいたいと思っている。韓国の経済についての本であり、同時に嫌韓本でもある、という少し変わった本だ。経済について語りながらも、著者の韓国に対する軽蔑感が随所随所によく感じられる。
しかし、それがこの本のポイントではない。何よりも、国際経済についての基本的知識を分かりやすく身につけられるというのが、この本を紹介したい理由だ。著者によれば、韓国経済はありとあらゆる面で見て危機的状況にあるのだそうだ。単に韓国に対する嫌悪感からそう言っているのではない。韓国メディアの報道を中心に、可能な限り客観的な数値を引用し、分析した結果がそうなのだ。このことを理解するには、まず「国際収支」についての基本的知識が不可欠だ。私も知っているようでよく知らなかった国際収支の仕組みを、著者は分かりやすく解説している。本当に韓国に通貨危機が訪れるのかどうかは分からないが、韓国経済の状況が日本よりも遙かに深刻であることは理解できた。国際経済の基本知識だけでなく、、経済は客観的な数値によって冷静に分析すべきものである、ということもこの本から学ぶことができた。お薦めの本です。
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