Willow's Island

since 2005

スタンドアップ

2007年10月13日 23時03分08秒 | 映画

 アメリカ映画「スタンドアップ(原題 North Country)」を見た。1989年に実際にあったセクハラ訴訟事件を扱った映画だ。この事件はセクハラの集団訴訟として世界初であり、この件を機に「セクハラ」という言葉が市民権を得るようになった。
 この映画のヒロインは離婚後に故郷へ戻り、二人の子供を養うために給料の良い鉱山で働くことになるのだが、DQNな男性労働者が大半を占める鉱山の中で、壮絶なセクハラを受けることになる。いや、セクハラというより性犯罪に近いかもしれない。尻を触ることはもちろん、女と二人きりになった時に性行為をせまる、簡易トイレに女性が入っていれば揺らして倒す、社長にチクれば報復として女子更衣室の壁に大便で卑わいな文字を書く、などやりたい放題だ。これが実際にあったというのだから呆れる。
 80年代のアメリカといえばリベラル化がかなり進んで、日本については「女性の権利が守られていない」「未だに男尊女卑だ」などと言いたい放題だったような覚えがある。しかしそんな偉そうなことを言うアメリカも、社会の下層レベルでは日本と同じかそれ以下だったのだ。よく考えたらアメリカはマッチョな価値観(弱肉強食)が支配する社会なのであり、法律で規制しないかぎり女性が守られることはないのかもしれない。
 それはともかく、ヒロインを演じたシャーリーズ・セロンが美しい。(^^) セクハラなど社会問題に関心がない人でも、この映画は彼女を見るだけでも価値がある。

最新の画像もっと見る

6 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (蜂朗)
2007-10-13 23:56:07
セクハラとは、受け手がそれと感じればセクハラになる可能性が高いらしい。であるから、上司が酒席等の機会に於いて俺に「結婚しないつもりかね」とか聞いてくるのもセクハラだろうね。ま、訴訟しても勝てないだろうけどな。
返信する
Unknown (常務)
2007-10-14 19:50:57
年齢がちょっと、えー、あれだが、確かに綺麗ですな。willow君も惚れてしまったかね?
返信する
Unknown (アミノ)
2007-10-15 20:20:30
正直言って我社にも、未だ私が新人の頃などには女子社員の**や■■を触って「朝の挨拶代わりだ」とか「コミニケーションの一環だ」と言ってのける古参連中がいましたが…今やすっかり絶滅状態ですね。
返信する
Unknown (伊東)
2007-10-15 21:13:31
アミノさんのお話、うちの会社にも当てはまりますね。10年ぐらい前までかなー ただ、今よりそんな昔の方が社内の風通しが良かったとも強く感じます。今は兎角、窮屈さを感じ勝ち。まあそれは社会の閉塞感みたいなものにも大きく左右されているんでしょう。セクハラを復活したって、決して明るい職場の雰囲気作りには寄与し得ないでしょうね(笑)。
返信する
Unknown (ジロー)
2007-10-15 23:07:11
ま、セクハラはともかく、willow君は職場の女子社員連と仲良くやっておるかね。
返信する
Unknown (下田)
2007-10-17 23:49:03
日々報道を見ていても、セクハラは未だ絶えないね。… willow君も、新婚で羨ましいね、とか、子供はまだかね、等のセクハラに負ける事なく、パワフルなビジネスライフを送って欲しい。
返信する

post a comment