衆議院選まであとわずかである。12もの政党から全国で1400人以上も立候補するのだそうだ。いろんな政党がポンポンとできて、新政党同士でくっついたり、くっつかなかったり、という様子を見るのはなかなか面白い。何だか混乱しそうだが、近年の選挙ではなかったことだ。日本という国そのものが今、どうすればよいのか非常に混乱しているということだろう。まあ、どっちにしても、私は迷わず自民党に投票するけど。
それはいいのだが、これほど多くの政党が出て「政権公約」とやらを必死に宣伝しているにもかかわらず、話題になるのは消費税やら原発やらTPPのことばかりだ。それも確かに大事な話ではあるが、それよりも、少子高齢化がもたらす国力の減退、対中国外交や防衛、といったことの方がよっぽど重要だと思うのだが。これから先の日本のことを考えると、絶対に避けて通れない大問題である。しょせん、外交や防衛は票にならない、ということか。日本人がいつまでも外交や防衛に無関心でいる以上、日本の外交力はこれからもずっと貧弱なままだろう。