片麻痺との二人三脚

孤独に甘えず、後ろ振り向かず、希望失わず、唯前進あるのみ!

上肢・下肢痙縮 緩和「ボトックス治療」を奨められた『関西リハビリテーション病院』

2011-01-17 15:50:48 | 「リハビリ」

 張り詰める寒さに目が覚めた早朝の庭景色は数センチの雪が積もり、白銀の世界。
 当たり前だった日常が奪われた1995/1/17、あれから16年、阪神大震災の被災地は氷点下0.2℃に冷え込む。
 今日の兵庫県は冬型の気圧配置が続く為、北部の雪は依然続く見込み。
 自宅前の坂道は数㌢の雪に覆われ、スリップしそうな路面状況、近所の車の動きと日差しを検討して出発時を考慮する。
 今日は2回CI療法(上肢機能回復訓練2週間)を受診した『関西リハビリテーション病院』の3ケ月に一回の指定受診日。
 数台の車の往来を確認した頃は居間のガラス越しに日差しが差し込み、庭の雪が早くも溶け掛ってきた。
 9:30分、出発時は2℃、南口へ降る坂道 陰の所は路面に凍結の様子が見られ、慎重にブレーキを頼らず安全運転、県道114号線から国道176号線へ出る頃は眩しいばかり日差しが入ってくる。
         
 週明けに関わらず、東行きの車は少なく、10時前に豊中モノレール『小路駅』を通過して診察指定時間30分前に「関西リハビリテーション病院」に到着する。
 玄関西側の駐車場に停車、暖かい車内で震災記念日特集ラジオを聞きながら定年1年前の忙殺された業務を想い起こす。
 定刻、車外へ出ると冷たい北風に煽られて上肢・下肢共に忽ち痙縮を起こす、杖を片手に登り坂の道路を懸命に歩き、暖かい受付に辿り着き安堵する。
        
 受付フロアーは入院手続きの患者・家族が数組待機して居られ、お迎えの看護師・師長が荷物台車・車椅子を準備中、週明けのリハビリ病院受付は大忙しのご様子。
 
看護師にお聞きすると未だ待機の患者は沢山居られ、全てのニードに答え切れない状態という。
       
 受付を済ませ、2階への診察室へ向かうと体育館を想像する、2階PT・OT総合リハビリテーション室はマンツーマンのリハビリがシースールのガラス越しに見えてくる。
 車椅子で向かう人、療法士の支援を受けて歩行する人を眺め、7年前を想い起こし、今更現在の状態で社会復帰出来た事に感謝する。
     
 待合室の大型PC画面には『関西リハ病院』の理念、人員概況、退院時の成果・回復状況等が3分間間隔で10数場面が紹介されている。
 
注目したのが「どんなリハビリテーション病院」を選ぶのか・・・の中で365日リハビリと退院後のホローを行う並びに病室で自主リハを行う病院が挙げられていた。
  
 M先生の診断は左上肢の上下・左右の廻旋、屈曲から掌の開け、締め 指の曲げ・伸ばしを診られ、次は杖無し歩行をチエックされる。
 上肢は継続する痙縮が強く、全く改善は見られない。
 歩行はマヒ足の膝が良く上がり、左足に体重を移動させて右足を踏み出している事を評価される。
 上肢痙縮・下肢痙縮にボトックス注射(A型ボツリヌス毒素を有効成分とする天然蛋白質)によって硬直する筋肉を緩和する治療を奨められる。
 当院では既に投与された患者が居られ、実際に筋肉の緩和を体験されたと伺い、同意書にサインする。
 ボトックス治療は2週間~3週間の入院治療を必要とするので今春以降のスケジュールで調整をお願いする。



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1 コメント

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ボトックス (yoko)
2011-01-17 18:13:25
シワ、プチ整形の注射・・・ボトックス、コラーゲン、ヒアルロン酸 その他.
アンチエイジング医療が注目を浴びるなか 美容医療が身近になりました。
注射による治療や、レーザーなどの特殊な機械による治療は、経験がそれ程必要
でないと、安易に考えている傾向も?
いい面ばかりを強調した広告、宣伝にも慎重に
注入療法に関して、正確な知識を
例えば、他院で、シワや鼻を高くする目的で注射したという患者さん
何の注射で、どのくらい持続するものなのか、副作用はどうなのか曖昧であるケース
説明もなく、シワがなくなる、シワがのびる張りが出るといったことしか話さない医師にも注意
これからボトックス、ヒアルロン酸、コラーゲンなどの治療を考えている方
治療を受けて気になることがある方
少しでも良い治療を受けるご参考に
http://www.e-abclinic.net/ 

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