片麻痺との二人三脚

孤独に甘えず、後ろ振り向かず、希望失わず、唯前進あるのみ!

麻痺手の微妙な指の動きに一喜一憂、初めて摘んだ「麻痺親指」

2012-10-23 08:47:13 | 「リハビリ」

 入院以来5日間続いた秋空が崩れ、雨模様の火曜日、1階ロビー玄関から外へ出ると「関西リハビリテーション病院」を象徴するオリジナルオブジエが時雨れる雨に打たれている

                

 玄関で挨拶したご婦人は、嬉しそうに先生から外周散歩を許可されたので、「歩きます」と元気良く、ショボつく雨の中を飛び出して行かれた。
 外気温は冷たく体感しないが雨で風邪が心配され、今朝の散歩は1階病院アプローチ10メートル余りを往復、麻痺左足の膝、踵着地、骨盤の前移動等固執せずに楽な歩行を試みる
         

 歩行床面は外周道路と異なり、歩きやすいが何分軒下になるので視野も狭く、折り返しもスムーズにならず開放気分は高揚してこない。
 天気のせいもあるのか疲れを覚え、5~6回で切り上げ、ロビーに設置された腰の低いソフアーに仰向けになって休息。

                             

 昨日OT(作業療法)簡易機能テストで、極小鉄球を摘んだ親指の動き、M先生の支援を貰って「小ペグ」摘み、巧みな誘導で微かに「親指」・「人差し指」が開き、ペグを掴んだ感触を思い起こす。

 掴みたい強い願望が肩の力に集中して、微妙な指の動きを必要とする「摘み動作」の邪魔をしているのは明らか。

 微かに「親指」・「人差し指」が開いたのは、遮断された脳内神経に再生された「シナップス」のお陰ではないかと考えると夢が広がってくる。

 昨夜、「さくら図書館」にて、インターネットを操作していた若い男性は「外科病院」治療に3ヶ月、リハビリで3ヶ月と嘆いて居られたが此処を利用させていただき、色々な人生と出会えるのは全く有難い、つくづく「関西リハビリテーション病院」との一期一会に感謝する。

 バイタルチエック(血圧127-68 脈拍63 体温36.2度)の後は、体重測定65.8キロ、先月パワーリハビリ体力測定時と比べて2キロ余りオーバーしている。

 一定量の食事を、一定時刻の8・12・18時に、戴いている規則正しい食生活が体重増加に結びついているのか、売店で楽しんでいる間食をつつしんで65キロキープに努める。

 11:00 PT(理学療法)2階トレーニング室入口に設置されている起立台(片麻痺の硬直で外へ広がる下肢、足首の硬直を矯正する器具)に10分間乗って、麻痺左足の足裏着地・踵の柔軟性の矯正を行う。

 自宅にも木製矯正台を置いているが殆ど使用していない、3週間のリハビリ入院は日頃の怠惰リハビリを反省する機会につながる。

 装具を着用して、M先生のアドバイスを聴きながらトレーニングルームを2周、足首が固定し、足裏がピッタリ着地すると疲れが全く異なる。
 歩行姿勢・スピード・歩行能力等は自覚出来ないがエネルギー消費度が削減されると距離の伸長に繋がり、足首のストレッチを大事にして行きたい。

 13:00 OT(作業療法)は5階のベッドにて、M先生が仰向き姿勢の左に座って、麻痺左上肢のストレッチ、僧帽筋・大胸筋を入念にほぐし、上腕二頭筋を上下から巧みにマッサージ、腕の付け根をグリグリを回され、初めて受ける施術の素晴らしいストレチに心身共にほぐれる。

 手首を左右上下にほぐされると両手を組み合わせてグリグリ回すと大きな痛みも無く動かせるのが嬉しい、なんとか両手で合掌が可能になるぐらい回復したいものだ。



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