トシの読書日記

読書備忘録

楽しみな2冊

2008-06-09 20:16:52 | Weblog
仕事を休んで、用を足したついでに本屋に寄り、以下の2冊を購入。


三崎亜記「鼓笛隊の襲来」
朝倉かすみ「タイム屋文庫」

「鼓笛隊・・・」の帯には「眩いほどに不安定で鮮やかな世界をみせつける、三崎マジック全9編」とあります。「眩いほどに不安定」ってどんな感じなんですかね。そもそもこんな日本語、ないでしょ(笑)まぁ、重箱の隅をつつくのはやめて、読むのを楽しみにします。

朝倉かすみは、以前「田村はまだか」を読んで、感銘は受けなかったものの、そのまま切り捨てるには惜しい「なにか」を持った人だと思っていたので、最新刊を買ってみました。これも楽しみです。

今、村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル」3部作を読んでます。第3部になって物語は、いよいよ佳境に入ってきました。近々感想をアップしますので、お楽しみに(って誰に言ってんだ?)

行く当てのなさ

2008-06-06 10:24:24 | か行の作家
角田光代「人生ベストテン」読了


本の帯には、「どこにでもいる男たちと女たちが生み出す、おかしくもいとしい6つの短編」とあります。

なかなかおもしろかったです。角田光代は、あれこれ考えず、素直な気持ちで読むといいですね。

でも、先回の「庭の桜、隣の犬」同様、確たる理由もないのに離婚する夫婦、恋人同士があちこちに出てきて、そのたびに、なんだか居心地の悪い思いをします。こういうシチュエーションを作りたがるのは、角田さん、病気なんだと思うことにします(笑)