村上春樹「1973年のピンボール」読了
出先で、1時間ほど時間が空いてしまい、携帯本を忘れてしまって何でもいいやと本屋に飛び込んでこれを買って読みました。もちろん1時間では読めるはずもなく、夕方から読み継ぎ、先ほど読了したのです。もちろん再読本です。
以前、「羊をめぐる冒険」「ダンス・ダンス・ダンス」「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」等を再読して村上春樹の素晴らしさを改めて認識したのですが、本書に限って言えばちょっと「?」って感じですねぇ。初めて読んだとき(もう何十年も前ですが)のあのどきどき感、わくわく感がほとんど味わえず、そう思えない自分にちょっとびっくりしました。主人公が昔遊んだピンボールの行方を追って、ついにそれを持っている人を見つけて、そのピンボールマシンに出会うシーンは、確か、初読のときは感動で胸が打ち震えた記憶があるんですが…
この小説は、デビュー作「風の歌を聴け」に続く第2作目なんですが、「風の歌を聴け」と本作品は、かなり似通ったテイストです。なんですが、「風の歌…」ほど読み手の心に響いてこないのは一体どうしたわけなんでしょうか。でも、昔の恋人(直子)の育った町の駅のプラットホームへ主人公が行き、そこであれこれ思い出すシーン、これはよかった。井戸掘りの話とか。
まぁ、村上春樹の作品が(僕にとって)全てパーフェクトじゃないってことがわかっただけでもよしとしますか(笑)
出先で、1時間ほど時間が空いてしまい、携帯本を忘れてしまって何でもいいやと本屋に飛び込んでこれを買って読みました。もちろん1時間では読めるはずもなく、夕方から読み継ぎ、先ほど読了したのです。もちろん再読本です。
以前、「羊をめぐる冒険」「ダンス・ダンス・ダンス」「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」等を再読して村上春樹の素晴らしさを改めて認識したのですが、本書に限って言えばちょっと「?」って感じですねぇ。初めて読んだとき(もう何十年も前ですが)のあのどきどき感、わくわく感がほとんど味わえず、そう思えない自分にちょっとびっくりしました。主人公が昔遊んだピンボールの行方を追って、ついにそれを持っている人を見つけて、そのピンボールマシンに出会うシーンは、確か、初読のときは感動で胸が打ち震えた記憶があるんですが…
この小説は、デビュー作「風の歌を聴け」に続く第2作目なんですが、「風の歌を聴け」と本作品は、かなり似通ったテイストです。なんですが、「風の歌…」ほど読み手の心に響いてこないのは一体どうしたわけなんでしょうか。でも、昔の恋人(直子)の育った町の駅のプラットホームへ主人公が行き、そこであれこれ思い出すシーン、これはよかった。井戸掘りの話とか。
まぁ、村上春樹の作品が(僕にとって)全てパーフェクトじゃないってことがわかっただけでもよしとしますか(笑)