町田市議会議員 山下てつや “獅子奮迅”

てつやではたらく“山下てつや”が日々の活動や出来事、お知らせしたいことを報告します。

ガンにかかった方の見舞いで

2012年01月13日 | 活動日誌

年初の挨拶をしていますが、先日、久しぶりに行った先のご主人がガンで入院をしていたことを知り、急遽、市民病院にお見舞いに行きました。病院に着き受付を済ませ、いざ、部屋に向かうと、知り合いに偶然会い、今度は、別の知人がガンのために入院していることを知りました。ガンが身近な病気であることを、改めて感じさせる出来事でした。

死亡原因のトップであるガン。次いで、心疾患、脳卒中と、この順位は、変わらないようですが、ガンの部位別では、かつては、胃がんが圧倒的に多かったようですが、現在は、それに代わり肺がんが断然1位とのこと。御見舞いにうかがった方も、実は、肺がんでした。

放射線による治療より、各段に効果的で、人体にも優しいといわれている粒子線による治療がある。市議会でも、取り上げられている。ガンの病巣だけを狙い治療効果を発揮するので、正常組織の損傷が少なく、従来の放射線による影響を受けやすい器官の近くにも治療ができるそうで、いずれにしても、治療効果は、各段に上がる。

現在、粒子線治療を受けられる病院は、全国で8か所程度と極めて少ない。これは、粒子線治療設備が大変高価であることが、大きな原因となっている。陽子線で80億、それより効果を発揮する重粒子線で120億程度はかかる。そして、保険適用がなされていないことから治療費に300万円程度の自己負担は必要となるようだ。ただし、民間保険会社では、先進医療特約によってカバーされる範囲にもなっているようで、この点では、負担が少なくて済むケースも期待できる。

この仕事をするようになってから、ガンにかかった方のことを多く耳にするようなった。会社の付き合いでは、あまり、知ることもなかった日常生活における素顔、そのままをお互い知る関係の方が増えたということであろうが、「これほど、ガンにかかる人が身近に多いとは」というのが、ガンという病気に対する印象となってしまった。しかも、これから、ますます増えるとも言われている。

これまで、議員活動を支えていただいた方とも、この病気のために、お別れしなければならいないこともあった。また、いつもお世話になっている方の中には、ガンで寝たきりの奥さんを看病しながら、地域のために自治会役員として活動されている方もいる。

すぐれたガン治療設備が地域の病院にあったら、どれだけの人が助かったであろうか。その家族や関係者も含めて、どれでけ、多くの安心をもたらすことができたであろうか。その点では、市民病院に、高価であっても、こうした治療設備が導入されることを期待したいと思う。きっと、町田市に愛着をもつ市民も増えるのではないかと思う。