町田市議会議員 山下てつや “獅子奮迅”

てつやではたらく“山下てつや”が日々の活動や出来事、お知らせしたいことを報告します。

野田市を視察

2011年07月12日 | 活動日誌

今日より、2泊3日で総務常任委員会の行政視察となりました。本日は、野田市を視察。全国に先駆けて制定した公契約条例について説明を受けました。野田市といいますと、千葉県最北端、お隣はすぐ茨城県、埼玉県となります。そして、主要産業は、家庭に欠かせない醤油の醸造業が有名です。キッコーマンの工場があります。

少し、早く野田市についたことから、キッコーマンのもの知りしょうゆ館という敷地内に建てられた施設見学を行いました。ここは、小中学生の社会科見学に利用されているようで、もちろん、一般見学も可能です。日本の伝統産業だけに、一度、子どもを連れて行くには、いいかも知れません。

野田市の人口は約15.5万人。およそ、町田市の3分の1強となります。この野田市の市長が、公契約条例の制定の旗振り役で、市長提案で、平成21年9月に条例を制定した。それまでも、組合などの団体の意向を受け、国に法整備を求めてきたが、一向に対応がなされないことから、市が、独自に条例に踏み切り、これを全国に波及したい考えのようだ。

市長は、市内事業者の状況をきくなかで、このままでは、特に、建設業を中心に後継者が不足に陥る可能性を危惧したことが、大きな条例制定のきっかけになったようである。

国は、最低賃金を法律で定めているが、実際には、守られていない。本来、最低賃金を守らせるというのは国が行うべきものと考えられるが、この実効性の担保をどうするかが大きな課題であったことから、これを市が独自に行うこととなった。

最低賃金を守らせるためには、調査が必要となり、これを職員が行うこととなり、かなりの労力を必要とする作業のようであるが、すべての労働者に市が定める最低基準以上の適正な賃金が支払われたことが確認できており、条例は、順調に運用されている。実際に、清掃業務の委託では自給が100円上がったようです。

 

野田市役所のロビー

 


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