著者は環境に対する取り組みで初めてノーベル平和賞を受賞したケニア人女性ワンガリ・マータイ氏。彼女は、母国ケニアと海外では大学で修士課程に進み幸運にも教育を受けることができたことから、母国ケニアに戻り、ナイロビ大学の研究助手となったが、1982年、市民活動に飛び込むために辞職してしまう。
その時のことを著書ではこう述べている。「私自身、大勢の人々のお世話になったこともあり、一人前になると、今度は自分が後に残してきた人達の(中略)生活の質を高めたいと思うようになった。」と。そして、さらに「私は天にではなく、自分や周囲の人の中に神を見出だそう・・・(中略)私はそういう価値観をみんなと共有しようと決めた。」
著者は、ある識者との対談で次のように語っていた。「もし、何かを変えよう、はじめようとするなら、先ず自分が変わらなければならない。」
日本人に”もったいない”という言葉の価値を再認識させた著者の考え方、行動、精神性には、感銘する部分が多く、今の日本の閉塞感を打ち破るヒントがこの本には紹介されていると思う。
その時のことを著書ではこう述べている。「私自身、大勢の人々のお世話になったこともあり、一人前になると、今度は自分が後に残してきた人達の(中略)生活の質を高めたいと思うようになった。」と。そして、さらに「私は天にではなく、自分や周囲の人の中に神を見出だそう・・・(中略)私はそういう価値観をみんなと共有しようと決めた。」
著者は、ある識者との対談で次のように語っていた。「もし、何かを変えよう、はじめようとするなら、先ず自分が変わらなければならない。」
日本人に”もったいない”という言葉の価値を再認識させた著者の考え方、行動、精神性には、感銘する部分が多く、今の日本の閉塞感を打ち破るヒントがこの本には紹介されていると思う。