町田市議会議員 山下てつや “獅子奮迅”

てつやではたらく“山下てつや”が日々の活動や出来事、お知らせしたいことを報告します。

社会保障の充実、身近な問題について

2012年06月25日 | 活動日誌

入院をすると、いったい、自己負担はどのくらいになるのだろうか。それが、病状によって、よくわからいというのが、実情ではないかと思う。

通勤途中に父親が怪我をしてしまった。仕事ができないどころか、歩行困難、排便も難しい身体状況となり、寝たきりのまま入院している。在宅で、面倒見ようにも、糖尿や心臓に疾患があるなど、家族で支えるには、負担が重い。療養型の病院に移ることを、進められているが、入院費用が払えるような金額ではない。若い子どもたちが、働いても、借金しないと払えないような費用がかかる病院への転院を進められているということで、どうすればよいのかとの相談がありました。

こうした保険診療でカバーできない入院費用についての相談というのは、これまでもよくある話です。

現在、消費税増税の議論のなかに、高額医療費の自己負担の上限を下げる話があるが、実際には、公的医療保険がセフティーネットとして機能していない分野もあり、民間の医療保険との組み合わせで、ようやく、やりくりできるような実際の費用負担となるケースがある。

消費税増税の議論も、このあたりに踏み込んで、具体的な事例を提示して、ここまで充実しますというようなことがわかると、わかりやすいのではないか。社会保障の充実といっても、身近に存在する厳しい現実について、具体的な対応策を示してほしいと思う。