町田市議会議員 山下てつや “獅子奮迅”

てつやではたらく“山下てつや”が日々の活動や出来事、お知らせしたいことを報告します。

岐阜市を視察

2011年07月13日 | 活動日誌

農作物の地産地消の取り組みについて、岐阜市を視察しました。岐阜市は、もともとは繊維関係の町で、いまでも、街並みの中には、繊維関係の商売をしていた面影が見られますが、現在は、中心市街地にシャッター商店街のような状況が見られ、再開発によるまちづくりをしている。新たにつくられた駅前広場の大きさは日本一とのこと。名古屋のベッドタウン的な要素も強く、再開発により建てられた駅前マンションは、即完売だったようです。県庁在地であることから、県政の中心地であり、近隣町村を合併し、人口は42万人を擁する中核市である。

岐阜市では、消費者に農産物への関心を高めてもらうために、ぎふの地産地消スイーツ教というものを行っている。市内の洋菓子組合に委託して、市内農家が生産した農産物を材料としたスイーツ教室を行っている。この教室は、大変、人気があるようです。

農産物の直売についても、支援を行っている。特に、夜間市場は市内の道路占用を認めており、路上で生産者が、当日昼間に採った農産物を販売している。この夜間市場は起源をたどると、織田信長の楽市楽座に遡るほどの伝統を感じさせる。あおんさい帆広場鷲山店は、、JAが事業者となり地産地消を推進するために設けられた施設である。約7億円弱の年間売上げがある。

主要農産物の農地面積や農家数が年々減少している。後継者も年々減っている。こうしたなかで、地域の特性をいかしながら流通費を削減し、いかに、農家所得をあげて、魅力あるものにするか、今後も、問題点を整理しながら、後継者育成に取り組んでいくと思われるが、都市部にあっては、大きな消費が、すぐ、近くにあることから、販売拠点を整備することは、大きな成果に直結することをあらためて感じました。写真は、おんさい広場の様子。おんさいとは、いらっしゃいとの意味。