東京都交通局：三菱エアロミディ

東京都交通局：三菱エアロミディ


東京都交通局において全面撤退してしまったステップ車も、おそらくこれが最後の写真になるとおもいます。
仕事で品川界隈に行った際、品川営業所の近くを通り掛かりました。その際に出会ったのがこのバスでした。

※撮影は、平成１１年７月８日です。



品川営業所　Ｅ８９２

ステップ車であることは塗装から判断できますが、それまで見てきたスタイルとかなり違うことが判り、慌てて撮影したものです。しかし、信号待ちから発車してしまい、フロントを捉えることが出来ず、ナニモノか分かりませんでした。



品川営業所　Ｅ８９１（奥側）

品川営業所を覗くと、居ました。先ほどのバスと１番違い。これですね。
しかし、このフロントは何だろう？今まで都営バスでは見たことがありませんでした。




家に帰ってから調べてやっと判りました。
三菱のエアロミディでした。ただでさえ都営バスでは少ないミドルボディのバスです。他の営業所では見たことがありませんでしたので、かなり地域が限定されていたかもしれません。

フロントからの全体像が撮れず、大変残念でした。

１２系お座敷客車「くつろぎ」（高タカ）

１２系お座敷客車「くつろぎ」（高タカ）


団体・臨時列車用として製造された１２系客車。
旧型客車の老朽化置き換えで急行列車に使用されるようになりましが、さらに余剰となってきた特急用１４系客車が急行列車に使用されるようになると、１２系客車は普通列車やお座敷列車へと改造されるようになりました。

各所に点在していたスロ８１系お座敷列車が１２系に置き換えられるとともに、それまでお座敷客車を配属していなかった客車区へも進出することになります。
このうち、高崎客車区（高タカ）には、昭和５８年に「くつろぎ」が６両編成で新規に配置となりました。



昭和５９年１０月１４日　ＥＦ５８１５１牽引　登場当初の「くつろぎ」　東大宮～土呂間にて

登場した当初は１２系をベースとしていながらも、白の太帯１条を配したデザインでした。
あまりインパクトはありませんが、奇抜な塗装はまだまだ無かった時代です。
同じようなデザインで、九州の「海編成」「山編成」（帯はグリーン）がありました。



撮影日調査中　ＥＦ６５ＰＦ牽引　塗装変更後の「くつろぎ」　後閑～上牧間にて



平成５年８月２１日　ＥＦ６５１０２３牽引　塗装変更後の「くつろぎ」　後閑～上牧間にて

高崎地区のバブル需要で兄弟編成である「やすらぎ」が増備されると、見劣りを考慮したか、「やすらぎ」もリニューアルが実施され、塗装もシックな茶色系のデザインに変更されました。
ＥＦ５８の独壇場であった高崎線・上越線の客車列車ですが、ＥＦ５８が全廃になると、ＥＦ６４１０００番代に加え、それまでなかったＥＦ６５ＰＦが入線するようになりました。



平成６年５月３１日　ＥＦ６０１９牽引　「くつろぎ」　上牧～水上間にて

「やすらぎ」のデビュー後、動態保存車であったＥＦ６０１９が「やすらぎ」に合わせた塗装に変更され、ジョイフルトレインの牽引に優先されるような状態で活躍を始めました。

「くつろぎ」は平成１１年半ばまで運用されましたが、汎用性のある電車ジョイフルトレインに後進を譲り、引退しました。
現在も一部の車両が鉄道文化むらに保存されています。

山手線Ｅ２３１系５００番代が宇都宮線に？

平成２６年１１月８日、浦和電車区にて「ウラデンフェスタ」が開催されました。

ここでいただいた来場記念のファイルに大宮支社特製のシールが付いていたのですが、これだけでもレアなのに、家に帰って改めて見てみると、違和感のあるイラストが・・・





判りますか？






「Ｅ２３１系宇都宮線」となっていますが、毎日たくさ～ん走っているＥ２３１系とは違う、どう見ても山手線で活躍しているＥ２３１系５００番代のイラストです。

先般、黄色に衣替えして三鷹電車区へ転属になって話題になったばかりですが、これは想像できませんでした。
グリーン車はありませんから、この塗装で運用されるとなれば小山以遠のローカル区間しか考えられません。しかし、同区間には２０５系が導入されたばかりです。
２０５系は近いうちに全廃になってしまうというウワサもありますが・・・動向が益々気になります。

ＥＦ５８９５牽引：８１系お座敷列車（ミハ座）

ＥＦ５８９５牽引：８１系お座敷列車（ミハ座）


先般、『ＥＦ５８牽引：８１系お座敷列車（シナ座）』でスロ８１系お座敷列車をご紹介いたしましたが、品川客車区に配置されていたスロ８１系と同様のスタイルのものが宮原客車区（大ミハ）にも配置されていました。
お座敷列車は夜行列車としての機能を備えていないため、関西の車両が関東に来ることは極めて稀であり、その姿を捉えることは容易ではありません。

しかし、山陰本線のついでに関西に立ち寄った際、偶然にもスロ８１系の姿を捉えることが出来ました。



昭和５５年８月　神足～山崎間にて　ＥＦ５８９５牽引　スロ８１系ミハ座

諸々の列車の写真を撮影していた際、偶然に撮ることが出来たＥＦ５８９５が牽引するミハ座です。団体列車だったか、回送だったかは分かりません。
当時はすべてのＥＦ５８が残存しており、全然珍しいものでもなかったですから、単純にお座敷列車であるというだけで撮影したものでした。

当時はそれほど興味の無かったＥＦ５８、そしてお座敷列車ですが、今になってみれば唯一記録に残ったミハ座となっていました。
昭和６１年、１４系改造のお座敷列車「みやび」に後進を譲って引退となりましたが、その「みやび」も不慮な事故に遭って１年も経たずに廃車。このミハ座はどんな思いだったでしょうか？
亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。

東京都交通局：三菱エアロスター（２代目）ステップ車

東京都交通局：三菱エアロスター（２代目）ステップ車

先般、東京都交通局の三菱エアロスターＭＰ２１８をご紹介いたしましたが、渋谷営業所を訪れた際、三菱エアロスターの２代目も撮影していました。

※撮影は、平成１９年１月７日、渋谷営業所にて。



渋谷営業所　Ｃ１６４

切り取り写真で窮屈ですが、リフト付き新低床バスの表示が付いています。



渋谷営業所　Ｃ１７７

こちらも同型と思われますが、グリーンシャトル指定で表示及びエンブレムが取り付けられています。

このエアロスター２代目では、写真のワンステップ車と並行して、ノンステップ車も試作を含めてラインナップされており、東京都におけるステップ車としては最終増備となったかもしれません。そう言う意味でも、東京都交通局ではごく少数の導入であったものと思われます。