マル鉄・鉄道写真館

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EF58牽引:81系お座敷列車(シナ座)

2014-11-02 19:20:00 | 国鉄・JR ジョイフルトレイン
EF58牽引81系お座敷列車(シナ座)


お座敷列車の歴史は古く、旧型客車を改造したものが多く誕生しています。
オハ60系客車を改造したものが多く存在し、金沢鉄道管理局に登場以来、静岡(沼津)、門司、長野、名古屋、大阪、東京南鉄道管理局にも配置されました。いずれも余剰となった冷房改造後のスロ62系を種車としています。

過去ログ『スロ81系:お座敷客車』で81系お座敷列車のグリーン帯時代(沼津区及び門司区)をご紹介いたしましたが、今回は地元で撮影したシナ座こと品川客車区の81系お座敷列車の写真を集めてみました。



昭和59年4月 与野駅にて EF58172牽引



昭和60年1月 蕨駅にて EF5889牽引



昭和60年1月 与野駅にて EF58122牽引



昭和60年2月 与野駅にて EF58168牽引



昭和60年3月 北浦和~浦和間にて EF58122牽引



昭和61年2月12日 東鷲宮~栗橋間にて EF5889牽引



昭和62年3月19日 両毛線にて EF5889牽引

品川客車区のスロ81系は宮原区のものと同様に最後発となったため、グリーン帯が廃されブルトレ同様の2条帯となっていました。
それほど撮影するつもりのあった車両ではありませんので、これだけ残っているのは当時EF58が終焉を迎えていたため、「EF58を撮るため」であったことによります。
既に首都圏における電気暖房を必要とする旧型客車はシナ座のみとなっており、この客車のために数両のEF58が残されていたようなものでした。

品川区に12系改造のシナ座「江戸」が配置されたことによりお払い箱となった81系シナ座でしたが、当時の人気が高かったためか水戸客車区へ転属することになり、茶色にグリーン帯の装いも新たに余生を送ることになりました。

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