マル鉄・鉄道写真館

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113系 内房・外房線:新聞輸送列車

2016-02-21 19:22:00 | 荷物列車、荷物車
113系 内房・外房線:新聞輸送列車


総武本線~内房線・外房線に向け、夕刊紙の輸送が行われていました。
道路事情の悪い内房・外房各線へは、時間的に確実な新聞輸送が列車により行われました。
国鉄時代は都心でも同様な対策が行われていましたが、コストや車両維持の事情などから次々とトラック輸送に転換され、ごく一部に存続しているものの、専用列車による輸送としては房総地区が最後となり、既に鉄道ブームが到来していたこともあって、廃止に当たってはマスコミにも大々的に取り上げられました。


※撮影は、平成22年3月6日、両国駅にて。荷物電車、最後の土曜日夕刊。

荷物列車が入線する3番線ホームは立ち入れないので、2番線側からの撮影となります。
時間が経つに連れ、テツや一般人が続々と押し寄せてきます。




両国駅に到着したのは12時過ぎくらいでしょうか。
折り返し発車となる13:18までは1時間あるので、荷電の姿はまだありません。しかし、夕刊の束は既に到着しており、積み込み準備が始まっています。




トラックがホームに着けられており、次々と新聞を下ろしていました。急行列車が走っていた時代に何回か訪れた始発ホームですが、こんな構造になっているのは知りませんでした。




既に積み込み位置にセッティングされている新聞もありました。











12時50分頃、荷物電車となる回送列車がやってきました。
クモユニ143が撤退して以来、113系4連×2の8両編成と、荷電としては異例の長さです。これも配置車両の効率的運用からなる仕方のないものでした。




積み込みの光景もこんなポジションからしか撮影できません。




ホームでの異様な光景に、一般の乗客の方々も注目してます。




そして113系に群がるテツたち。「黄色い線から出ないでください!」という放送が絶え間なく鳴り響く中、言われているそばから黄色い線を越えるテツたち。耳が悪いのかアタマが悪いのか、性質が悪いのか・・・。まあ、これだけ大勢いると仕方ないですかね。←親ブログから再掲。




溢れるテツたちの間からの記念ショット。




荷物の搬入が終ると、荷物専用の仕切り幕が設置されました。これも一般車を使用する荷物輸送ならではの光景。

最初で最後となってしまいましたが、記念写真は撮れたので、「やっぱり来て良かったな・・・」と思いつつ元の錦糸町寄りに移動。さて、発車をここで見送るか、何処かの駅へ逃げて走行写真を撮るか・・・考えていたわけですが。

ここでまさかのアナウンスが・・・

「本日の夕刊電車ですが、3番線ホームを本日に限り開放いたします。秋葉原寄りの階段を下りて・・・」


そんなことがあって良いのでしょうか!またとないラッキーチャンス。締切られたりしないうちに、急いで3番線へと向かいました。

続く



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