マル鉄・鉄道写真館

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国鉄 根室駅:レ12000だらけの風景

2020-09-27 20:52:00 | 貨車
国鉄 根室駅:レ12000だらけの風景


一旦収束した国鉄冷蔵車シリーズですが、金町のHさんより追加の資料提供を受け、もう一つネタフリをしたいと思います。



昭和49年7月16日 根室駅にて

東の最果て根室駅での光景だそうです。
駅構内はレ12000がこれでもかというほど溢れかえっており、違う形式と言えばセンター奥に見えるレム5000の1両のみ。13231や13333というレア番号も良いですね。

北海道では、冬季のビール輸送に重宝したのが冷蔵車であり、暑いところで性能を発揮する冷蔵とはまったく逆の発想です。このことは、社会人になって貨車に興味を持つまで知りませんでした。

私も昭和47年くらいから地元で貨物列車を見てきましたが、レ12000のような冷蔵車を見た記憶はなく、KATOのNゲージでくらいしか知りませんでした。おそらくは性能の良いレム5000は内地から九州方面で使用され、需要の大きい北海道では旧型のレ12000が多く集まっていたのではないかと推測します。

これだけの両数がある光景で、工場でもないのに白一色で染まっていることに驚きを禁じ得ません。私が現役で入換をして時代を捉えても、これほどの両数を一度に見ることはありませんでした。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (金町のH)
2020-09-27 21:34:46
撮ったことすら忘れていましたが、スキャンしていて見つけた一コマです。紹介していただいてありがとうございます。
確かに北海道では冷蔵庫を冬場の凍結防止庫として使うという話は聞いたことがあります。一度凍ったビールはおいしくないですからね。
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Unknown (キハ181つばさ)
2020-09-29 08:08:36
金町のH様
私が子供の頃は同時プリントが一般的になり、アルバムに整理したものは基本的に忘れることもありませんでしたが、高校になって写真部に入るとモノクロ現像もできるようになり、気に入ったものしかプリントすることがなくなりました。リバーサルもダイレクトプリントは高いので、殆どが放ったらかし。そうすると当時の記憶も薄れることが早くなりましたね。
おそらくは貴重なものがまだあると思うのですが、ここ数年はネガスキャンをしていないので、いわゆる死蔵がまだあるかもしれません。
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