私有貨車 タキ6550形:タキ6560(日本ゼオン株式会社)
大宮操車場勤務時代に撮影した写真でずっと気になっていたものがあります。
タンク車でありながら奇妙なデザインで、ちょっとコワい印象を持っていました。その風体から大柄な感じにも見えて、ちょっと近寄りがたいような。
いつも単車で運用されており、ほぼ毎日見ていたような気がします。もちろん、添乗したこともあります。
昭和59年1月? 大宮操車場 上りハンプにて
たまたま積雪の光景を撮った写真の中に写っていたタンク車の写真です。
非常にインパクトの強い貨車でしたが、小さめに写っているためナンバーが読み取れず、その実態が判らないままでした。拡大画像から見えるナンバーの印象から何度が調査し、今回、形式が初めて掴めました。
ヒントとなったのは微かに見える会社名。聞き覚えのある「日本ゼオン株式会社」。
ここからの方が意外と見つかるのが早かったですね。
形式は、タキ6550を名乗ります。塩化ビニール専用の30t積みで、日本ゼオン株式会社のみが所有し、常備は富山県の能町駅だったそうです。
昭和42年に8両が製造されたそうですが、その先がちょっと厄介で、ホキ5600形から3両、ホキ6000形から2両が改造により増備されたらしいです。
で、写真を拡大してナンバーの印象を推測すると、どうも6560っぽいな、ということになります。
タキ6560は、オリジナルのタキ6550形の8両ではなく、昭和43年に改造によりホキ5600形から編入された3両のうちの1両ということになりそうです。
ちなみに、このホキ5600が同類の貨車なのかと思いましたが、画像を検索してみるとまったく似つかない奇妙なスタイルの貨車でした。大規模な改造により編入されたようですね。
写真では足元から向こうが見えるため、スポーク車輪を装着しているのが判ります。種車は昭和36年くらいみたいなので、そのまま使用されていたようです。
今回の調査でほぼ全容が掴めたようで、安心してアーカイブできました。
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タンク車でありながら奇妙なデザインで、ちょっとコワい印象を持っていました。その風体から大柄な感じにも見えて、ちょっと近寄りがたいような。
いつも単車で運用されており、ほぼ毎日見ていたような気がします。もちろん、添乗したこともあります。
昭和59年1月? 大宮操車場 上りハンプにて
たまたま積雪の光景を撮った写真の中に写っていたタンク車の写真です。
非常にインパクトの強い貨車でしたが、小さめに写っているためナンバーが読み取れず、その実態が判らないままでした。拡大画像から見えるナンバーの印象から何度が調査し、今回、形式が初めて掴めました。
ヒントとなったのは微かに見える会社名。聞き覚えのある「日本ゼオン株式会社」。
ここからの方が意外と見つかるのが早かったですね。
形式は、タキ6550を名乗ります。塩化ビニール専用の30t積みで、日本ゼオン株式会社のみが所有し、常備は富山県の能町駅だったそうです。
昭和42年に8両が製造されたそうですが、その先がちょっと厄介で、ホキ5600形から3両、ホキ6000形から2両が改造により増備されたらしいです。
で、写真を拡大してナンバーの印象を推測すると、どうも6560っぽいな、ということになります。
タキ6560は、オリジナルのタキ6550形の8両ではなく、昭和43年に改造によりホキ5600形から編入された3両のうちの1両ということになりそうです。
ちなみに、このホキ5600が同類の貨車なのかと思いましたが、画像を検索してみるとまったく似つかない奇妙なスタイルの貨車でした。大規模な改造により編入されたようですね。
写真では足元から向こうが見えるため、スポーク車輪を装着しているのが判ります。種車は昭和36年くらいみたいなので、そのまま使用されていたようです。
今回の調査でほぼ全容が掴めたようで、安心してアーカイブできました。
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