マル鉄・鉄道写真館

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ED16 直流型電気機関車:南武線編

2012-03-29 00:30:00 | 国鉄・JR電気機関車(直流)
ED16 直流型電気機関車:南武線編

ED16は、国産の量産第1号となった直流型貨物用電気機関車です。
18両と少数ですが、戦前型としては標準的な製造量であり、同機に適した路線が存在したためか、50年もの長きにわたって活躍することができました。

今日はED16を撮影した写真のうち、南武線のものを少しですがご紹介いたします。



昭和51年7月4日 立川機関区にて ED162

EF57以来旧型電機に目覚め、友人たちと次の獲物として狙いに行ったED16です。このときが初めてのED16の撮影でした。この頃は写真さえ撮れれば、パンタが上がってなかろうが、走っていなかろうが、何でも良かったんです。
この2号機の後には、EF1013(一次形)が連結され、奥の機関庫にも3次形と思われるカマがいます。





いずれも昭和52年8月 浜川崎操車場内 発車待機中のED161号機
(撮影会実施のため、団体で許可を取っています。)

何の機関車でもそうですが、1番とかトップナンバーで感動しますよね。儲かった気分がします。昔「EF571」や「EF131」を見るとすごくうれしかったです。この歳になってもそうなんですから、どういうことですかね。
奥多摩工業の石灰石輸送が廃止になって久しく、後に連結されたホキも既に懐かしいと言える貨車になってしまいました。



昭和57年5月 武蔵野・南武線 府中本町駅にて ED166牽引 ホキ貨物列車

これは、マミヤM645の試運転時に撮影したものです。さすがにネガが大きいので、非常にシャープに写っています。

浜川崎で荷を卸した貨車は、空車回送となって再び奥多摩の山奥に登っていきます。
同形式のホキを連ねた列車は、秩父や熊谷貨物タ、そして、この南武・青梅線くらいでしか見ることの無い限定品でした。

私が国鉄時代、大宮操車場で入れ替えをしておりましたが、ホキ9500など青梅線用のホッパー車は、大宮工場への入場車くらいしか見ることは無いので、稀に自分の持ち番線に(ハンプの坂から)落ちてくると非常に緊張しました。(ブレーキを扱う位置が特殊なんです。)



昭和58年3月20日 立川駅にて ED1614+ホキ

さよなら運転を撮影に行った日、立川駅の側線に留置されていました。
ED1614は初撮影で喜んだものですが、それまで装着されていたスノープラウが外されており、大変ガッカリしたものです。
土日だったため、運休に伴う留置だったのでしょうか?

このほか、青梅線で撮影したものがありますので、別の機会にご紹介いたします。

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