マル鉄・鉄道写真館

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181系100番代:特急「とき」(その1)

2012-03-27 00:30:00 | 国鉄・JR特急列車
181系100番代:特急「とき」(その1)


「とき」は、上越線経由新潟行きの初の特急として昭和37年6月10日に誕生しています。折りしも上越線が全線電化されると同時になります。
勾配区間の長い上越線を走るため、当時の直流型特急車両である151系に勾配抑速ブレーキを付加した161系が導入されました。
しかし、当時から151系の出力不足が課題となっていたため、モーターを大出力のものに取替え、181系へと発展します。また、その後の新製車は181系として製造され、これらは151系からの改造車と区別するため、100番代の区分が与えられます。

今回は、昭和52年から昭和56年まで撮影したものと思われる写真をご紹介いたします。



昭和52年頃 上野駅にて

文字マークの時代。「とき」以外にも「朱鷺」と漢字で表記されているのが特徴のヘッドマークでした。



昭和52年頃 西川口~蕨間にて

100番代でタイフォンが2つ折シャッター式ますが、これはクハ181-100番代最終増備車の-109番だけに見られる特徴だそうです。



昭和52年頃 蕨~西川口間にて



昭和53年頃 上野駅にて



昭和54年頃 上野駅にて

特急電車にイラストマークを導入したのが53・10改正で、その後気動車やブルトレなども1年遅れくらいで浸透してきます。
ボンネット型は経費の関係でしょうか、なかなかイラスト化されない中で、上越線の「とき」「はくたか」、信越本線の「白山」には昭和54年後半くらいからイラストマークが導入され始めました。



昭和55年頃 西川口~蕨間にて



昭和55年頃  蕨~西川口間にて



昭和55年頃 尾久~赤羽間にて
 


昭和55年頃 尾久~赤羽間にて



昭和55年10月頃 蕨~南浦和間にて



昭和56年1月 西川口~蕨間にて



昭和56年頃  蕨~西川口間にて


昭和56年10月 西川口~蕨間にて


昭和56年12月 鶯谷駅にて

100番代の台車は485系の台車とほぼ同じものを履いておりますので、形態的には近代化された感じがします。
また、先頭車の100番代は、スカートに取り付けられたタイフォンが楕円形をしているので判りやすいと思います。ただ、写真では2枚目と8枚目のクハ181のみが開閉式のタイフォンを装備しており、異彩を放っています。

(その2)に続きます。

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