マル鉄・鉄道写真館

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ワム貨物終焉2012

2012-03-17 00:30:00 | 貨車
ワム貨物終焉2012


平成24年3月、明治の鉄道開業以来、日本の物流を支えてきた2軸有蓋車による貨物輸送が終焉を迎えることになりました。
木造貨車から鋼製車体へ、スピードアップのために2段リンクへ、様々な用途に対応するために構造を備え、昭和に掛けて進化を続けてきた2軸貨車は昭和59年2月の貨物大合理化により一気に衰退、JRになるとさらに衰退が加速化、コンテナへと変わりました。
そして、最後に残ったワム80000による製紙輸送も終焉を迎えることになりました。



昭和55年10月頃 EF15178牽引 貨物列車

2軸貨車も近代化が進み、さすがにワム23000や90000形を見ることはなくなりましたが、ワラ1、ワム60000や70000は当たり前の時代でした。
むしろ、こんなワム80000だらけの貨物列車やコンテナ列車はパスしたい列車でしたね。



昭和63年10月10日 EF65500番代牽引 ワム貨物列車 ※大きくなります。

JR化後まだ間もない頃。59・2大合理化後となって殆どの列車が車扱いではないコンテナ列車に移行されましたが、まだワムだけの貨物列車もかなり残っていたようです。
ただ、機関車のJRマークが嫌いで、あまり貨物列車の写真は撮りませんでした。



平成2年7月5日 紀勢本線 区間忘失 ※大きくなります。

紀勢本線の非電化区間遠征の際に撮った写真。目的はキハ82系「南紀」ですが、貨物列車も目的に入っていました。
当時はワムだから、って感覚は持っていませんでしたが、今となってはDD51原色重連でさえ貴重。最後部はタキ5450が1両だけ付いていました。



平成15年9月19日 DE101693牽引 ワム貨物 石巻線 佳景山~鹿又間にて ※大きくなります。

年月が過ぎ、製紙輸送以外にはなくなってしまったワムによる貨物輸送。
仙台出張のついでに寄り道した初めての石巻線。この後間もなくコンテナに切り替えられ、ワムは姿を消しました。



平成20年12月20日 DE101725 吉原駅にて

最後の生き残りとなった富士・吉原地区の製紙輸送。



平成20年12月20日 岳南鉄道 比奈駅にて


平成20年12月20日 吉原駅にて

国鉄勤務時代、詳細な写真が無かったので撮り損なっていた部分的写真。
上が側ブレーキの掛かっていない状態。下が掛かっている状態。
このような足踏み式のブレーキもいよいよ見られなくなってしまうのか。



平成22年2月18日 EF651077牽引 5789レ

貨物のダイヤ等に詳しくなかったので知るのが遅かった焼島行きの製紙輸送。



平成22年7月26日 EF641019牽引 6789レ



平成22年7月26日 6789レ

平成22年3月のダイヤ改正で季節列車化。しかし、運転頻度は殆ど変わらず、運用もEF64に移行。重連運用となって注目の的に。



平成22年8月18日 6789レ



平成22年8月24日  6789レ



平成22年9月30日 6789レ

連結位置が後部となっていたので、ちょっと撮りづらい列車でした。



平成24年2月11日 新座~東所沢間にて EF210-164牽引 3461レ
※大きくなります。

3月改正で廃止となる吉原へのワム。終焉間近、景色の良いところでEF210が牽引するシーンを初めて撮りました。



昭和58年頃 大宮操車場 ※大きくなります。


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