マル鉄・鉄道写真館

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国鉄 直流型電気機関車:ED62(その1)

2012-02-19 00:30:00 | 国鉄・JR電気機関車(直流)
国鉄 直流型電気機関車:ED62(その1)


国産初の新性能直流型電気機関車と言えば、過去ログで既にご紹介いたしましたED60となりますが、ED60が平坦地用なのに対し、勾配抑速ブレーキを付加して勾配線用として誕生したのがED61です。
中央本線で貨物用として活躍していたED61は、大型強力勾配機EF64の登場により活躍の場を失ったわけですが、これを飯田線の旧型貨物機の置換え用として転用したのがED62です。飯田線への入線に際しては、線路に掛かる軸重の関係により中間台車1軸を追加改造し、形式もED62と改められました。18両全機が改造を受け、飯田線に集中配置されました。(晩年は大糸線でも使用されたようです。)




昭和56年11月22日 飯田線 野田城~東上間にて

豊橋口の貨物列車です。シャッタースピードは稼げているはずなのですが、何故か先頭がブレてしまっていて番号が解読できません。何となく、現在保存されている17号機のように見えます。



昭和56年11月23日 飯田線 伊那松島駅構内にて ED622単機

伊那松島区に寄ったとき、偶然居合わせた2号機。パンタを上げていたので出区待機中でしょうか。停車中の写真でも、パンタを上げているだけで表情が活きてきますね。
この写真では、足回りの様子も判りやすく撮ることができました。



昭和57年8月10日 伊那松島駅にて ED629牽引 上り貨物列車

伊那松島駅に侵入する上り貨物列車。駅の辰野寄りで、右側に見えるのが伊那松島機関区です。
何故かこの9号機のナンバーは、他車と違って非常に窮屈な配置になっています。



昭和57年8月10日 飯田線(撮影区間不明) ED625牽引下り貨物列車

飯田線では、このような可愛い編成の貨物列車がやたらあったような気がします。中には緩急車(車掌車)1両のみなんていうのもありましたね。



昭和58年1月10日 東上~野田城間にて ED6215

鉄塔が鬱陶しいですね。貨物列車はダイヤが分らないので、大体は移動中に来ちゃったりするんですよね。アングルを選ぶ間もなく撮っていることが多いです。
マミヤM645でモノクロ撮影ですが、晴天だとすごくコントラストが出て良く撮れるんですよね。



昭和58年1月11日 飯田線 駒ヶ根駅にて

1日の撮影が終わり、この日は駒ヶ根駅近くに宿泊したかな?夕陽が落ちそうになるくらいの時間、駅付近をまったりと散歩してたら、クモニ13の荷電とED62の交換シーンを見ることが出来ました。
この頃なら撮らないで見過ごしてしまうシーンですが、望遠レンズで覗いてみたら、トップナンバーだったんですね。初めてのご対面でした。

これはせっかくのシーンだと思い、この絵を押さえると共に、走行写真も撮りたくなって、駅から離れて場所を確保することにしました。




直ぐに踏切がなってしまって、あまり遠くまで移動することが出来なかったのですが、ゆっくりと加速する絵を押さえることができました。



昭和58年2月10日 駒ヶ根~伊那福岡間にて

駅間は歩いた区間を表示しています。どこの駅間だか良く分らないんですよね。1度に5駅くらい歩くのは普通なんで。
バックのアルプス連峰には雪が積もっています。滅茶苦茶寒い日だったことは覚えています。

(その2)に続きます。

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