マル鉄・鉄道写真館

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キハ82系:特急「オホーツク」

2012-02-15 00:30:00 | 国鉄・JR特急列車
キハ82系:特急「オホーツク」


特急「オホーツク」は、元々準急列車として登場した名称ですが、昭和47年10月の改正から札幌~網走間を走るキハ82系特急として誕生しています。
北海道では、本州からの接続により函館起点の特急列車が整備されておりましたが、この「オホーツク」の誕生により、初めて函館に乗り入れない特急列車が設定されたことになります。また、北海道ではアイヌ語に由来する駅名や地域名が多いため、これらを使用した急行列車は多く存在しましたが、ロシア語を使用した列車としては唯一のものとなっています。

私がキハ82系の「オホーツク」を捉えるタイミングとしては、高校時代にたった2回のチャンスでした。よって、枚数は少ないですし、駅撮りシーンばかりとなりますが、昔の札幌駅と合わせて光景を楽しんでもらえたらと思います。



昭和55年3月 札幌駅にて

初めて出逢った「オホーツク」。当時は日本で唯一のカタカナ特急でしたので、憧れも強かったです。有効時間帯としては下り朝発の1本だけでしたから、絶対に逃すことはできない存在でした。



昭和56年3月 札幌駅にて

翌年にまたまた札幌駅で捉えた写真。1枚目と殆ど変わらない光景。地平駅時代の風景も懐かしいです。



昭和56年3月 新旭川~東旭川間にて

「オホーツク」で唯一走行写真を捉えたものです。札幌駅での出発時間が比較的早いため、非常に撮りづらい列車でした。多分、旭川駅で駅寝したときだと思います。
写真は、偶然にもキロ(グリーン車)を2両連結した珍しい編成です。



昭和56年3月 旭川駅にて

「オホーツク」が撮りづらかったのは、上り列車の時間設定の問題が大きかったですね。
写真は旭川駅での上り列車ですが、真っ暗で殆ど見えない状態でした。

その後、急行「大雪」の撤退が進むに連れ特急「オホーツク」は増発され、石北本線での重要な交通手段となっています。
キハ82系時代の最後の頃はヘッドマークがイラスト化されたようですが、その頃は就職して道央まで足を伸ばす時間がなくなってしまい、残念ながら記録することはできませんでした。
昭和57年、「オホーツク」からキハ82系が撤退し、新鋭キハ183系へと引き継がれることになります。

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