先週は舞台監督が、インフルエンザ、昨日の稽古では主役の一人がウィルス性腸炎にて欠席。出たか、やっぱり!この時期の公演てのは、かなりの綱渡りなんだよな。しかも、クリスマス当日、ってもう言うな、1年前から覚悟してたことだ。
役者の演技ももっともっと、手も入れ嘴も差しはさみたいし、踊りの方もまだ納得レベルには達していない。殺陣も辛いしヤバイ状態だ。こんなんで、舞台の幕が上がるのか?どこもかしこも不満だらけ。本番まで連日稽古の集中力で、一気に芝居をものするしかない。菜の花座の底地から見せてくれ。
下向いて愚痴ってばかりいないで、これぞお勧めって話しもしておこうじゃないか。
大衆演劇って言ったら、幟旗だよ。小屋の前に立ち並ぶ幟の数々、盛り上がるねぇ、お祭り気分。芝居見物は晴れの日、祝祭だから、にぎにぎしくお客さんを迎えようってことだ。屋根にも届く大きな幟が何本もはためいて、っと行きたいところだが、貧乏劇団の菜の花座、それもたった1度の公演に大枚はたけるわけがないだろ。幟でさえ制作はいい顔しなかったくらいだ。でも、なんとかそれらしい飾りつけはしたいよね、ってことで、作った!幟旗!!
いじゃないか!舞台監督兼制作のGが、製作会社に何度もダメ出し繰り返しながら仕上がった力作だ。色合いといい、文字のフォントといい、バックの模様といい、これなら自信満々掲げられる。
「流れ旅・・・」専用のものが6枚。そのうち、縁に旗棹用のタグが付いていない2枚は定式幕の袖を飾る。
残りは客席とプラザの入り口に立てるもの。芝居が終わった後も、使えるように菜の花座と染め抜いたもの作った。節約、節約!
共演の藤柳美香次さんへのご祝儀ものも作った。この先、美香次社中の発表会で立ててくれれば嬉しい。
これで、舞台も客席も華やかに彩られ、お芝居気分、いよいよ高まるぜぇぇ。舞台いっぱいの定式幕といい、衣装といい、道具といい、書き割りといい、周囲の備えは万全だ。あとは、・・・・
さっ、本番までの4日間、ぎりっと集中して、一気に大願成就といこうしゃないか、紅座の座員諸君。
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