ステージおきたま

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装置立込はスポーツだ!高校演劇東北大会報告第4弾

2007-12-26 21:14:04 | 演劇

 県大会の感想でも触れたことだけど、どうも、装置に力をいれていないところが多い。うーん!装置を馬鹿にしてるな!?あるいは、敬遠してるのか?

 たしかに、遠路はるばる大量のパネルを移動して、15分の制限時間で立つかどうか、心配して、挙げ句の果ては、舞台スタッフから怒られて、・・・・たしかに、避けたい気持ちはわかる。今回の置農演劇部、もう、めちゃめちゃ苦労したからね。装置の立て込み・ばらしの練習だって、何回やったことだろう。地区、県、東北と会場ごとにやったからね。

 お陰で、立て込み・ばらしを褒めてもらえるほどになった。だから、どうだって言うの?問題は芝居でしょ?そりゃそうなんだけど、・・・・・置農の場合、なんか、燃えるんだよね、立て込み・ばらしに。大変であればあるほど、絶対15分以内で立ててやる~!絶対5分以内ではけてやる~!ってね。特に、男は、僕も含めて馬鹿だから、こういった競争が大好きなんだ。もう、完全にスポーツと勘違いしてるもの。で、ついつい、舞台を走り回り、大声で声を掛け合って、スタッフにしこたまごしゃかれるってわけなんだ。名取の舞台スタッフは、殊の外安全管理意識が徹底していて、もう、19日の置農独自リハから本番のばらしまで、とことん怒鳴られまくった。

 でも、19日には20分近くかかった立込みが、本番では粛々とやって12分!!こうなると、俄然気持ちいいからね、舞台の方も絶好調だったってこと。ばらし・撤去も7分かかったものが5分弱!やったぜぃ!ってほんと阿呆だ。

 さて、何が言いたいかって言うと、かなりの装置だって制限時間の中で立てられるし、ばらせるから、弱気になるなよってことと、すっぴんの裸の舞台を高校生が仕切るのって大変だゾってことだ。青森中央みたいに、おっと、また青中だよ、よっぽど参ったってことだね、椅子しか出さなくても、多くの出演者と、素早い動きと、巧みな演出があれば、乗り切ることもできるけど、数人の出演者であの広い空間を凝縮させるの大変ことなんだよ。

 それと、上手に装置や道具を使うと、演出の幅もぐーんと広がるんだ。役者も演出も絶対楽になる。例えば、椅子一つでも、それに腰掛けたり、背に手をついたり、下を潜ったり?それを持ち上げたり、ぶん投げたりできるじゃないか。

 あと、装置の効用は、仕事が増えるってことだ。芝居作りには、舞台監督、照明、音響と最低でも3人、多ければ7~8人のスタッフがいるわけだろ。キャストが稽古してる時、その人たち何してるの?ぜったい暇してると思うんだ。だから、その人達の失業対策事業としても装置作りはきわめて有効なんだと思う。やっぱり人は、何かやってるから、一緒に創ってるっていう一体感が生まれるわけだから。で、その装置が褒められたりすれば、二重の喜びじゃないか。

 ね、演劇は総合芸術なんだからさ、もっともっと、いろんなものにこだわろうよ。いろんなもので楽しもうよ。置農の紗幕障子に観客が驚いてくれて、装置見事だって褒めてもらって、僕はもう、どうだ、ざまぁみろって胸張ってしまったものね。来年の群馬では、一昨年の東根工業の後継いで、舞台美術賞?も狙うぞ!

 うン?も、ってことは、芝居も狙うは、もちろん国立だぁぁぁぁぁぁ!そう、今日も川西町長の前で断言してしまったものね。

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