ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

しばらく振りのライブ!久しぶりのCD!

2018-10-26 09:10:50 | アート・文化

 モダンダンス教室の発表会見て、うーん、ダンスにも音楽にも触れなきゃね、って反省しきりだった翌日、久しぶりのジャズライブだ。正直、行くの面倒。だって、翌日長井のフルマラソンだもの、できれば家で準備とかしてゆっくり過ごしたかった。が、そうもいかない浮世の義理ってもんもあるわけよ。

 主催のKさん、社長業のかたわらジャズミュージシャン!なんとも小癪な男なのだが、さらに、妬ましいのは、ライブハウスの経営まで手掛けちまってるってことだ。日本、いや、時には世界のあちこちから、有名、無名のミュージシャンを集めてきて演奏会を開いている。お陰で、こんな片田舎ながらも上質なジャズを聴く機会をたくさん与えてもらっている。

 その彼が、また一軒ライブハウスを作った。「境見山学舎」、チクショー、やるなぁ!。その名の示す通り、音楽ライブだけじゃなく、演劇公演や朗読会や講演会、さらには料理教室まで、幅広い用途で使って欲しいとの意図で設計したって言うんだ。工場だか倉庫だかを再利用して、雪囲い材とかの身近な材料だけで作ったって。照明設備も入れたし、客席は階段状で見やすいし、彼の自信の会場。

 そのこけら落としライブ、ぜひ来てくれとのお誘いなんだ。先々、芝居の公演にも使ってよ、ってこうまで言われりゃ、何かとお世話になってるKさんのご案内、無碍にゃできんさ、たとえ、翌日フルマラソンで、ばてたとしても、って、本当にばてちまったけど。

 学舎お披露目の出演バンドは「ラテ」札幌を拠点に全国を回っているピアノトリオだった。すでに15枚もアルバムを発表している実力派グループで、もう何度もこの地に足を運んでいるって!ああ、こういう世界からずいぶん遠ざかってるからなぁ。

 Kさんご自慢の照明の輝く中、演奏が始まる。す、すげぇぇ!音量!100人弱のキャパにPA増量したドラムス、ベースギター、ピアノ、いやぁ、圧倒される。1曲目はこっちも慣れるのに時間がかかったせいか、楽器のバランスが気になったが、2曲目以降は、きっと手直しもしたのだろう、ギターの音も固く締まったものになっていた。

 音楽はとことん疾走的、ドライブ感満点。飛翔するエアーレースのようにスリリングだ。特に、ドラムスの頑張りは、ただならぬものがあった。川西大好き人間の彼、佐藤裕一、この日、町の観光親善大使に任命されて、もう弾け切っていたんだろうな。大使ネタのトークも楽しめた。そうそう、芝居大好き、出てみたい、だって、いいねぇ。メンバー自作曲の数々もメロディラインが親しみやすく、観客もノリに乗った演奏が繰り広げられた。

 ラストでは、Kさんの縦笛、ただし、水道用塩ビ管を加工したもの、をフィーチャーしたゆったりとしたオリジナルの演奏。川西の田園風景をイメージしたっていうこの曲、お客さんの受けは一番だったかな。この「水径情歌」なんと、フラワー長井線成田駅でも流してたんだ!フルマラソンのコース途中で聞いて、びっくり、嬉しくなってついつい、隣りを走る見ず知らずのおじさんに、この曲、昨夜オリジナルメンバーで聞いたんだよ!って自慢したくなっちまったよ。あ、この演奏YouTubeで聞けるので、ぜひ!https://www.youtube.com/watch?v=GJ4J-aWgkeQ

 アンコールはロックンロール!いやぁぁぁ、完全に乗せられちまった。で、久しぶりにCDも買った。ただし、お徳用、見切り品?1000円ぽっきりってやつね。年金暮らしにゃ、チケット代にさらにCDなんて贅沢この上ないことなのよ。でも、収録曲には大満足。

 あっ、やっぱりピアノの音中心に音作りしてるね、そうだろ、そうだろ、でも、あの大迫力のドラムスも懐かしい、なんて一人納得しつつ、車の運転中は常にラテがかかっているって生活が続いている。

 

 

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