ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

”落ち込み”には作業が効く!

2009-09-22 17:59:13 | 教育

 僕は教師なので、生徒たちの相談に乗ったり、カウンセリングもどきをしたりすることが少なくない、当然か?悩んでいる生徒、落ち込んでいる生徒、自暴自棄になっている生徒、やる気を失っている生徒、いろんな悩みを聞いて、最後に僕が話す。

 悩みなんて奴は、そうは簡単に乗り越えたり、解決したりできるもんじゃない。でも、悩みを抱え続けることはたしかに辛い。心が疼く。気持ちが滅入る。頭がはち切れる。こんな難敵と正攻法で戦ってたら身が持たない。だから、悩みは悩みとしてこっち置いといて、何か作業に熱中することだよ。

 そう、作業なんだ。体を動かすのがいい。作業をこなすにゃ頭を使うから、悩みが隅の隅までこびりついてた脳のクリーニングになる。その間、しばしの間でも悩みのつらさを忘れることができる。もちろん、それで悩みが解決するってわけではない。作業を止めれば、また、悩みの虫が心をむしばみ始める。でもね、一度そうやって悩みから離れてみると、今までがんじがらめになっていた心に、ちょっぴりだけど隙間ができたりもするもんだ。時には客観視するきっかけになって悩みから抜け出すことができたりもする。

 だから、悩んでいる生徒には、悩みは悩みとして作業や日常活動に精出すようアドバイスするんだ。そうやって心の負担を軽くしながら、悩みと付き合っていく。時には忘れていく。

 何言いたいかって?だから、地区大会敗退のショックからの脱出法だよ。

 まず、僕個人については、昨日今日と稲刈りだった。これは実に効いた。ああだこうだぐじぐじ考えながら仕事してたけど、作業への集中と肉体的疲労は着実に”落ち込み”を薄めてくれた。

 次に置農演劇部員たち。明日から活動再開だ。さあ、どうする?やることなかったら、これ悲惨だよ。でもご心配なく!あるんですよ。今週末にはちゃーんと子どもミュージカルの公演が準備されてるんです。しかも、今回から一年生もキャストにはまる。ってことは新しい台本で稽古もしなくちゃならないし、何よりもかぶり物や着ぐるみ作んなくちゃなんないわけ。ほらほら作業だろ。公演予定は来週の金曜日にも入っているんでね、悩んだり落ち込んでたりする暇はないってこと。ねっ、うまく組んでるでしょ?って、別に負けること予想して組んだスケジュールじゃないけどね。

 その後も学園祭、子どもミュージカル、町芸文祭、敬老会での演歌ショーと続いて、さらには東京町田公演、・・・ここまで突っ走ってれば、”落ち込み”なんてふっとぶさ。

 もっとも、部員たちはとっくに気持ちの整理すませて、明日からの部活にさばさばと取り組む準備できてんのかもしれない。いつまでもじくじくしてんのは先生だけですよ、なんて言われないように、さらに作業を続けようっと。

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