ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

出穂完了!

2022-08-23 14:15:26 | 米つくり
毎日、幾度となく見に行って、精いっぱい声援してきたからねぇ、穂が出揃って、大満足だ!山本太郎も声援してくれてたしな。

いやぁ、惚れ惚れするなぁ!3月末からの気遣い苦労、重労働がやっと報われた瞬間だぜ。生育、例年になく順調だしな、除草機押しの回数も5回から3回に減らした割には草が少ない。早めに茎数が確保できて、葉が畝間に広がったから、雑草も遠慮して縮こまってる。毎年毎年、土が良くなり、雑草の種が少なくなってきてるってこともある。
温暖化の影響か、7月はじめに高温晴天が続き、時折の雨もタイミング抜群で水不足とも縁がなかった。ここいらじゃ今が一番稲作に適した気候になってるのかもしれない。
今日出そろったってことは、あと1か月ちょいで稲刈り、9月末ってことだな。そろそろ去年の米の蓄えも少なくなっているから、できれば9月半ばくらいには刈りたいけど、そんなことしたら勿体ないぜ。ようやく出た水口のイネは、実が充実する前に刈り取ることになっちまうからな。
でも、これはコシヒカリの話し。
もう一方のヒトメボレ。こいつは冷たい水に敏感なんで、冷や水があたる水口のイネは震えあがってて、茎がやっと穂を孕んだくらいだ。この調子じゃ出穂終わるまでにあと1週間はかかるだろうな。
ただし、水口から離れて早々は出穂した部分は、どんどん実が入り始めている。そうなんだ、ヒトメボレってやつは穂が出れば実りは早い、そういう品種なんだ。だから、同じ田んぼでも、穂が垂れているところと株が突っ立ってる所との違いがやたら大きい。困ったもんだ。
でもそれは初めから分かってたこと、2回に分けて刈り取るしかないかもな。面倒じゃあるが、それがどちらも生かす道だな。9月半ばには刈り取って、稲杭に掛けて天日乾燥、2度の架け替えをすませばいよいよ脱穀!10月初めには新米が食べられるって見通しだ。
そこまで備蓄米が持つか?って問題もあるが、なくなったら、黒米の古いのを削って紫米にして食いつなぐさ。農家はそこはなんとかなる。いや、何とかするのが農家暮らしさ。
今年の米作りの反省、振り返りはいずれじっくりするとして、今は、この豊作の予感をじっくり楽しむことにしようぜ。


コメント
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