ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

全国に向け一歩!

2008-07-05 21:00:25 | 演劇

 タイトル、本当は、全国一に向け一歩って書きたかったんだけど、ちょっと、おこがましいかなって、一は省いた。いよいよ、明後日は新しいメンバーになって最初のリハーサル・ゲネプロだ。フレンドリープラザを1日借り切ってやる。今日は装置の確認。新しく作った部分がうまくとけ込むか、実際に立てて見てみたが、早くも失敗が露見、やっぱり頭で考えたばかりじゃだめだ。リハが終わったら作り直し。

 全国は昨年の芝居を演じることが定められている。台本は基本的に同じだ。だったら、そのまま、上手に焼き直せばいいって考え方もある。なんせ、新メンバーで昨年レベルまで上達するってこと自体が、結構な苦心惨憺だからね。

 でもね、同じ舞台の作り直しって、なんか、最近流行の、食べ残しの再利用みたいじゃないか。嫌なんだよね、そういうの。同じ芝居でも、新たに作る以上は、これまでとは違う新趣向がなくちゃ。だから、今回も、装置にも新工夫を施したし、歌も2曲新曲になった。バンドは原則全曲に絡むことにしたし、それに付けるダンスも新しい振りにした。

 部員たちは、辛かったようだ、ここに来て新しい振り付け考えるんだからね。でも、彼らにはこう言ったんだ。お客さんは去年の舞台も見ている。曲が変わったのに、振りが同じだったら、君らは結局去年の三年生の真似だけしたことになるんだ。それでいいのか?全国の出場権もらって、まるごと真似して、それで満足できるのか?創作した結果上手く行かなくてもいい、それで選外に落ちてもかまわない。自分たちで創ったもので勝負しよう。高校生だって演劇に携わる者は創造者だ、この心意気で行かなくちゃ。

 プレッシャーだと思う。振り付け担当の二人は昨日も今日もCDプレーヤーとにらめっこしていた。だから、明後日は、ともかく通す程度のことしかできそうもない。それでもいい。真似なんてくそ食らえだ!何てったってオリジナルなんだよ、大切なのは。自分たちの創ったものなら、自信を持って演じることができる。それが、好結果に結びつかないわけはない。そんな計算も働かせつつ、次々と思いつきの新提案を放り込んでいこうと思う。

コメント
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