ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

やれやれほっとのリハーサル

2008-07-11 22:15:33 | 演劇

 本番1ヶ月前のリハーサルだよ。仕上がってるわけないでしょ。だって、新しい曲の伴奏だってできていないくらいなんだから。それでもリハだ。仕方なくゲネだ。全国大会の照明データの最終締め切りが、過ぎちまってんだもの、やらないわけにいかんでしょう。フレンドリープラザ1日借り切って、照明も全国大会バージョンで仕込んでもらって、40近い照明シーンをじっくりと仕上げた。

 のっけから照明は色を間違えるし、当たりあわせはしどろもどろだし、ついつい、罵声で叱咤激励、あけって、激励か?ただの罵倒だろう!という波乱の幕開け。その上、舞台監督は腹が痛いって遅れてくるし、もうとてもとても、これが全国に進む演劇部とは思えない。ああ!

 でも、仕方ないんだよ。去年のスタッフチーフはすべて三年生、一人でばりばり仕事してたから、まったく後が育っていなかったんだ。それに、新三年生は新入りの一人を除き全員(ったって4人しかいないけど、)キャストだから、結局新しいチームのスタッフはすべて一二年生。酷だよなあ、こんな大仕事、無理矢理だもの。

 でも、そんなことは鼻毛一筋にだって見せちゃいけない。ひたすら、厳しく、ぎりっと睨みを効かして、なにやってんだ!おらおらおら!!公欠もらって遊んでるつもりか、なんて挑発的に叱りとばした。

 当初の予定では、夕方までに照明プランを仕上げて、夜は2回ゲネプロを、って虫の良い計画立ててたけど、現実はそう甘くない。新しく変わったシーンの出ハケチェックや音響合わせをしていたら、あっという間に7時過ぎ、なんとかかんとか、一回は通すことができた。

 それでも、ここで強引にやった価値は大いにあった。どこが出来ていて、どこがだめだか見通せたし、新しい装置の具合も試すことができた。直しが必要な装置や道具もつかむことができた。今回見つけた穴を丁寧に一つ一つ埋めていけばいいわけだ。なんか、先行き明るいぞって感じしてきた。でも、何よりなのは、部員たちの意識が格段に高まったってことだ。はっきり言って、全国へのスタートがようやく切れたってところかな。でも、一番嬉しかったのは、新しい装置:オーケストラピットが想定通り機能したってことだった。えっ、どう上手く行ったのかって?それは教えられませんよ。舞台見てください。

 記念公演は7月23日(水)川西町フレンドリープラザ、29日(火)米沢市伝国の杜・置賜文化ホール、いずれも3時と7時の2回公演です。また、書いてしまった。

コメント
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