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ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

やり切った!新入り小作人

2023-09-25 13:16:18 | 米つくり
とうとう稲刈りまでたどり着いたぜ、新規参入の小作人三人衆。
入れ替わり立ち代わりで田んぼの除草、畔の稲刈りを執念深く繰り返し、見事な実りに到達だ。
仕事の合間の朝仕事、多分夜勤明けにそのまま野良仕事なんかもあったようだし、毎回仙台から車飛ばして来るNさんの意欲には圧倒される。
イノシシだって、一目も二目も置いたんじゃないか、田植え以降、1度だけ畔がほっくり返されただけで、イネへのいたずらはまったくなかった。
去年までは、イネが育った田んぼの中にも侵入して来たんだが、今年は、奴らも遠慮したんだな。きっと、田んぼに注がれる熱量に恐れ慄いたに違いないさ。常に深く水を張っていたことも忌避作用として働いたのかもしれない。でも、やっぱり、草刈りを徹底してイノシシ道をふさいだことだよ、きっと。木酢液を撒いたことも効いたかな?
刈り取り機械は1台しかないので、これは俺が担当、常に先回りするように刈って刈って刈りまくった。稲束集め、杭掛けのメンバーはたっぷりいるからね、追いつかれないようにって。
小作人さんたちの作った田んぼは2枚、大きい方は10本半の杭が立ち、小さい方は4本だった。実りも悪くなかったから、玄米で120キロは取れたろうな。

つい最近腰を悪くしたNさん以外は、稲束運びや杭掛け作業の腰の酷使にもよく耐えて、元気いっぱい働いてくれた。
2日も頑張ってくれたから、年寄りたちの分不相応な田んぼの稲刈りもすべて刈り取り、杭掛け完了出来た。

次なる作業は杭に掛けた稲束の架け替え作業。さっそく、予定を居合わせるメッセージが入っていたが、これもまた、お天道さまとのご相談。来週中に、ってことにはなるんだろうが、近くなるまで判らない。
ただ、一人でやっても1時間ちょいの仕事だから、ちょちよっと駆けつけてやっつけるってことも可能だ。まっ、焦らず、日和を待とうよ。


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稲刈り、驚異の2日完了!

2023-09-24 21:56:58 | 米つくり
まさかなぁ、こうも順調に行くなんて。
天気、ものの見事に当たったし。初日の土曜も翌日も晴れ時々曇り。ちょいと日差しが強い時間帯もあったが、たまらんぞ!ってほどのこともなく、秋風感じつつ心地よく作業が進められた。
初日、堰の用水を利用する田んぼ6枚、そのうち1枚はほぼ全面倒伏ってやっかいな奴含め、すべて刈り取り杭掛け終了。そこは予定通り、でもないか。結構結束部分のトラブル多かったからなぁ。でも、なんとかな。
そのまんま、初日終了?そんなバカな。
やりますよ、午後2時回ってたって、1反3畝のコシヒカリ、刈るだけ刈っちまおうぜ。だってな、夜、雨の確率、ゼロ!なんだから。刈ったまんま田んぼに寝かしておいても大丈夫ってことだからさ。
8列分の満月モチはそのままにして刈るって超厄介な作業だったが、我慢、我慢、一束ごとバインダー(刈り取り機)から引き出して置いて行く、なんてアホな仕事を60メートルに渡って繰り返したり、生育不良のイネは刈り取る部分が短くしちゃなんねえって機械を押さえつけつつ進んだり、結束紐がやたら絡まってその都度機会を止めてこんがらがったジュート紐を外したりと、苦労はなかなかのものだったが、ええい、こんな紐使ってられっか!って、思い切って紐ユニットを交換したら、その後は順調、快適、1度もトラブルことなく素直に言うことを聞いてくれた。
これが大きかった。5時過ぎまでかかったものの、すべて刈り終えたからな。これで翌日は朝から杭掛け作業に掛かれる。
何たって大きいのは新規小作人の3人の助っ人だ。彼らが杭立てや杭掛け作業をすべて担ってくれたお陰て、こちらはバインダーの操作に専念できた。
残る田んぼはコシヒカリの1反部。昨日刈りっぱなしにした稲束の杭掛けはすべて彼らと東京から駆けつけてくれた息子、若手4人にお任せ。おっと、高齢女性二人も力になったよ、もちろろん。
機械の絶好調は今日も変わらず、刈り残しなど出ないように丁寧に走らせて、昼前にすべて刈り切った。
午後から助っ人さんはそれぞれ用事ありで、戦力は著しく低下したが、今度は俺が頑張らなくっちゃよ。無理して1度に8束も担いで行き来したりして!
杭掛けも一人離れて、K-POP聞きながら最速モードで頑張っちまったね。
だから、ほら、れいわ田んぼ、きれい?に杭掛け完了だ。

進み具合によっちゃ明日かも?って思っていた満月モチも刈り取り、杭掛けすべて終了!
いやぁ、目出度いねえ!夕方にゃビールで乾杯できたなんてな。

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イナ杭、ゲット!

2023-09-22 18:27:13 | 米つくり
おっ、天気予報、七転び八起き?で明日から晴天続きに変わったぞ。
いいねぇ、焦る気持ちを必死で抑えながら、1週間先延ばしした甲斐があったぜ。土、日、月と3日間晴れだってよ。
雨さえ降らなきゃ、田んぼは十分乾いてるし、畔の草も刈ってあるし、イナ杭の準備も・・・
うん、まぁ、最初に刈る田んぼ5枚分、っても4畳半並みの狭さなんだけど、の分30本キャリーに積んだことは積んだんだが、もう、そろそろお役御免ってくたびれ果てているのや、細くて立ててもすぐに倒れそうなのとか、心細い限りだなぁ。
総数も絶対足りない!
だって、今年はコシヒカリ中心にしたから、水口のイネもしっかり実ったし、自然農法止めて堆肥入れた有機農法に代えた田んぼは予想通り倍以上の収穫間違いなしだし、杭の必要数が増えるに違いないんだ。
先端がそじたものは斧で尖らせたり、途中腐って倒れそうなものも眼をつぶったりしても、うーん、足りない!
仕方ねえなぁ、新品を買い入れるしかないぜ。
でも、念のため、知り合いに声掛けた。
使ってねえイナ杭、余ってねえか?
田んぼ止めたとか、杭掛けからコンバイン刈りに変わったなんて農家いねか?
期待せず待っていたら、突如、Nさんとこ持って行っていいってよ。
おう、素晴らしい、稲刈り直前の朗報だぜ。
やり掛け仕事、すべてほっぽらかして、軽トラで急行。
腰悪くして、もう杭掛けは諦めたってことなんだ。去年新しく購入した新品もあったが、それはリンゴの支柱に使うから、それ以外の古いやつ、好きなだけ持ってけ、って、いいの?ほんとにいいの?
これ、我が家のましな杭よりはるかに上品なんだ。太いし、先端は尖ってるし、虫食いなんかもまるでない。
頂きぃぃぃ!ホクホクと軽トラに積みこんだ。その本数、50本!

これだけあれば、我が家のレギュラー杭と合わせて、十分余裕がある。我が家だってこの先いつまで杭掛け続けられるかわからんのだから、欲はかかない。
この秋、使ってみて、不足するようなら、また貰うことにしよう。

代金は?
いらね、いらね、そんなもん!
なんと太っ腹。そうか、それじゃありがたく頂くよ。いずれ、パンでも焼いて届けることにしよう。
にしても、寂しいだろうな、何十年も続けて来た有機農業の田んぼ、天日干しの米から身を引くんだから。高畠の有機農業、ってことは日本の有機農業の先達を勤めた人だからなぁ。
こうやって、一人、一人と代替わりして行くんだ。それが生きるってことの本質でもあるんだよな。
ただ、彼にはまだ、リンゴやブドウといった得意分野が残っている。まだしばらくは矍鑠と果樹農家として胸を張って行くことだろうけど。


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稲刈り、待て!まだ心の準備が・・・

2023-09-12 11:50:06 | 米つくり
早い、早い、どんどん色づいてるよ。
いつもより2週間は早いぞ。
ヒトメボレなんて、完全に刈り取り適期だ。

待て、待ってくれ!
何事も準備ってもんが必要だろ。それなりの背景ってのも大切だ。この残暑のくそ暑いさ中に、稲刈り?
勘弁してくれよ、せめて秋風吹いて、赤トンボも舞うようになってからにしてくれ。畑じゃ、モンシロチョウが我が世の夏?と舞い踊ってるんだぜ。
夏なんだよ、夏、まだ夏なんだからさ。
って言いながらも準備は進めなくっちゃな。
先週から始めた畔波シート外し、やっとこ終わった。ただ波板引っぺがすだけだろ、って、いやいや、とんでない。畔から繁茂した雑草がシートを覆って田んぼの中にまで侵入し、根を張ってたりするのさ。
アカマンマって名で知られたイヌタデな、あれが畔から凄い勢いで田に入り込んでるのさ。これを刈り払わないと波板が引っこ抜けない。刈るだけじゃダメなんだ。根っこがらみ引き抜いて外に捨てないとならない。
稲刈り機械の邪魔建てしやがるんでね。
このイヌタデって奴は、除草が一段落した8月以降に一気に伸び広がりやがんのさ。そんな、もう草取り終わったろう、って頃にね。まったく立ち悪い。
まっ、奴らの身からすれば、他の雑草の季節が終わった時期を見計らって勢力広げようって、必死の生き残り戦略なんだろうがな。
このイヌタデがひどいのは大きな田んぼ2枚、ってのがやりきれん。
まずは草刈り機で畔の上を刈り払い、つぎに波板との合間に稲刈り鎌を入れた後、イヌタデを引っこ抜いて捨てる。
そうやっとやっとこ畔波シートが引き抜けるんだ。
このうんざり作業を残暑って言うより炎暑の日差しに焼かれながら取り組んで来たんだ。ふー、やれやれだ。
このシートを外しておかないと、田んぼが乾かない。ざっと一雨くれば、水が溜まってしまう。と、機械がぬかるみに嵌まって動きが取れない。
なっ、まずいだろ。
特に家の前の1反部は水持ち最高の田んぼ、ってことは水捌け最悪の田。最初に波板外したのにまだ田面が柔らかい。
なっ、まだ稲刈りの体制整っちゃいないのさ。
うーん、登熟はどんどん進んでるけど、・・・やっぱり、月末だよな、稲刈りは!
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井戸水、枯れた!

2023-09-03 12:56:40 | 米つくり
ついに来たぞぉぉぉ!
井戸水枯渇じゃぁ。
降ってないものなぁ!パラリとお湿り、さぁっ通り雨、気配ひとつない。
たまに夕立の予報が現れたりするが、だれが期待するって言うんだ。願いを込めて空を仰ぎ見るってんだ。
いいんだ、いいんだ慰めてくれなくたって。ぬか喜びは心をくさす。
朝から夕まで夏の日差しに灼かれるんだ。
とっくに堰の水はちょろちょろだ。
でも、イネは強い。しばらくは渇きに耐えて頑張ってくれるさ。
それに、井戸水汲み上げの田んぼ安泰だかさ、
おいおい!出ないぞ。止まるぞ水。
まるっきりってわけじゃない。間欠泉になった。
ポンプの電源入れるとしばらくは威勢よく噴き出す。おぉガンバレ!
声援虚しく、すぐにで咳き込むように胸のつかえ吐き出すように喘ぎに変わり、で、止まる。

そのまんま通電していればポンプが焼けてダメになる。止む無く停止。
また半日、地下水脈に水が流れ来るのを待ってまたもや通水。
こんな間断潅水じゃ端まで行き渡らないんだが、仕方ない。
お湿りだけでも我慢をしなくっちゃ。
あと1週間の辛抱だ。我慢だぜコシヒカリ!
せっかく上々の生育も、最後の実入りは諦めるしかないな。

畑の方も井戸水が来なくなって、空咳ばかりでわずかにしぶきを飛ばすだけ。
植えつけた白菜の苗と乾燥に弱いキャベツの苗は朝夕の水やり絶~~対!
仕方ねぇ、急事態じゃ、風呂場の蛇口からホースを引っ張って急場をしのぐぜ。ずっと使っていない井戸からエンジンポンプで吸い上げることも万一の対応として考慮したが、どうやらそこまではやらなくても済みそうだ。
堰の下流にある知人の田は、とうとうイネが枯れ始めたってことだ。
悲惨!
来週は、あと5日すれば、雨の季節に入る、って予報。そりゃそろそろ秋だろ。そこまでの辛抱だ。
でも、雨降り始めると、今度はいつまでもだらだら降り続くんだよな、こういう季節って。
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