とうとう稲刈りまでたどり着いたぜ、新規参入の小作人三人衆。
入れ替わり立ち代わりで田んぼの除草、畔の稲刈りを執念深く繰り返し、見事な実りに到達だ。
仕事の合間の朝仕事、多分夜勤明けにそのまま野良仕事なんかもあったようだし、毎回仙台から車飛ばして来るNさんの意欲には圧倒される。
イノシシだって、一目も二目も置いたんじゃないか、田植え以降、1度だけ畔がほっくり返されただけで、イネへのいたずらはまったくなかった。
去年までは、イネが育った田んぼの中にも侵入して来たんだが、今年は、奴らも遠慮したんだな。きっと、田んぼに注がれる熱量に恐れ慄いたに違いないさ。常に深く水を張っていたことも忌避作用として働いたのかもしれない。でも、やっぱり、草刈りを徹底してイノシシ道をふさいだことだよ、きっと。木酢液を撒いたことも効いたかな?
刈り取り機械は1台しかないので、これは俺が担当、常に先回りするように刈って刈って刈りまくった。稲束集め、杭掛けのメンバーはたっぷりいるからね、追いつかれないようにって。
小作人さんたちの作った田んぼは2枚、大きい方は10本半の杭が立ち、小さい方は4本だった。実りも悪くなかったから、玄米で120キロは取れたろうな。

つい最近腰を悪くしたNさん以外は、稲束運びや杭掛け作業の腰の酷使にもよく耐えて、元気いっぱい働いてくれた。
2日も頑張ってくれたから、年寄りたちの分不相応な田んぼの稲刈りもすべて刈り取り、杭掛け完了出来た。

次なる作業は杭に掛けた稲束の架け替え作業。さっそく、予定を居合わせるメッセージが入っていたが、これもまた、お天道さまとのご相談。来週中に、ってことにはなるんだろうが、近くなるまで判らない。
ただ、一人でやっても1時間ちょいの仕事だから、ちょちよっと駆けつけてやっつけるってことも可能だ。まっ、焦らず、日和を待とうよ。