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ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

秋ナス元気いっぱい!

2023-09-16 14:00:04 | 畑仕事
「秋ナスは嫁に食わすな」なんて諺、もう通じないよな。
嫁って今どき、言葉の意味も分からぬ若造がてめえの神さん卑下して使うくらいだし、ナス作ってる家なんて絶滅危惧の傾向だし、まっ、聞いたことあるのは年寄りくらいだろう。
が、こうまでナスの実りが見事だと、そんな死語に近い諺がまざまざと浮かび上がってくるんだぜ。

ナスってやつは、夏の盛りにゃいったん勢い失うんだよ。暑さと水不足が苦手なんだろな。ニジュウヤホシテントウの食害にも痛めつけられるしな。
収穫の方も一時停止。でも、そこで諦めず、余分の枝を処分したり、堆肥や肥料を株元に置いてやったり、枯れ草とか藁で根元を覆ってやると、我慢、我慢で永らえて、秋雨、秋風とともに、復活!っと生き吹き返して来るのさ。秋冷えがさっぱりやって来ないのもナスにゃ好都合なんだな。

枝葉も元気溌剌、実もどんどん着いて、しかも生き生き艶やか!うん、これだと嫁に食わすな!って意地悪舅は呟きたくなるさな。
この豊作、当然、食卓はナスのオンパレード。味噌汁の実は2日に一度、他に煮物だろ、焼ナスだろ、ナスカレーだろ、もちろん、薄皮丸ナスは特製漬け汁に漬けて毎日欠かさない。あっ、今日なんて冷麺にも乗せたぜ?
うーん、取れたものすべて食べ尽くす、てのは厳しいんだよなぁ。まっ、仕方ない、精いっぱい食べてあとはしなぶれたら廃棄。
ってのは長ナスの話し。
丸ナスは、使い道あるんだよ。塩漬けして寒くなったら加工漬けするんだ。一時に漬け込まないとダメなのか、って思い込んでいたんだが、そんなこたぁない。取れた傍から足して塩さえたっぷり振っておけば、腐敗したりしないってことを学んだんでね、今年は躊躇うことなく、10本以上も苗を植えたんだ。
だからも毎日どっさり!漬けてる甕も一杯になってきた。

塩漬けナスはどうするか?辛子漬けと南蛮漬けにしたらどっちも大好評!大量に仕込んで小袋に小分けして冷凍し、春までたっぷり楽しめた。
だからさ、いっくら取れたって、構やしないんだぜ。
いつまでも続く残暑、そのくらいの楽しみは与えてもらわないとな。

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来た、来た、来たぁぁぁ、雨!

2023-09-05 11:22:10 | 畑仕事
えっ、山から時折流れて来る霧粒、ま、まさか、これが本日乞うご期待の雨!じゃないだろうな?
今朝がたの予報じゃ9時から雨、よっしゃ、本格降りにならんうちにタマネギ播いちまおうぜ!
食後のコーヒー割愛、新聞は1面眺めて終わり、朝食終われば即座に作業開始だ。
病み上がりのだるさを押して準備した畑だ、丁寧に草取っておいて良かった。スムーズに作業に入れる。
種蒔き用に土を寄せ上を均してから、角材を押し当てて播き溝を作る。たっぷりと水を撒いたら、いよいよ、種播きだぜ。
品種は4種類OP黄、ネオアース、泉州甲高、それなんとかルージュって紫の品種。
丁寧に一粒ずつ、って入念さも必要なんだが、ある程度密植になった方が発芽も勢いが出るのさ、なぁんて言い訳しつつざっと筋状にばら撒き。
1品種4溝、あっ、泉州は在来種で安くてたくさん入っているから6溝、お得だねぇ。
播き終えたら土を篩って完全に覆土、さらにその上から燻炭を播いて、さらに潅水、よっしゃ終わったぜ。

で、このまんま放置したら、大変なことになるんだ。猫たちのトイレ、遊び場にされちまう。
侵入禁止!のキラキラテープ、そんなもん効かない、効かない!
周囲を畔波シード囲って、上にいぼ竹を渡し、その上を寒冷紗で覆う。風で飛ばないように周囲は洗濯ばさみでクリップ。
どうだっ!猫どもも入り込めんだろう。これでタマネギの種蒔き完了だ。

さぁ、後は、予報の通り、雨、雨、雨がご所望であるぞ。
10時半から降ります、うーん、またもや肩透かし。
13時から降ります、本当かよ?
もう、降るぞ降るぞ詐欺に騙され続けてきたからなぁ、・・・
って、お、おい、雨?雨、降ってた来たぞ。
よっしゃ、よっしゃー!
久しぶり雨音、いいなぁ、心安らぐなぁ!
田んぼも畑も生き吹き返す声が聞こえてくるぜ。
これで、タマネギも一昨日播いた大根も発芽は間違いなしだ。
ありがとう天気予報!
詐欺師呼ばわりして悪かった。

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うわっ、苗が萎れるぅぅぅぅ!

2023-08-23 16:16:03 | 畑仕事
暑い!午後には35℃になるってよ。
なのに、
移植するんかい!キャベツ、カリフラワー、ブロッコリー。
するさ、するとも。3時過ぎに雨降るって予報だもの。
ずっとこの日を狙ってたんだ。今日降って、そのあと数日は雨または曇り。絶好の苗植え日和だろ。
暑過ぎ?我慢しちまうさ。雨さえ来れば、暖かいのかえって活着を助けてくれるもの。
トンネル2本、片方は2列植えでキャベツ40本ちょい。もう一つの方にはカリフラワーとブロッコリー、余った植穴にはキャベツの残り苗。
何度か耕耘しときゃよかったなぁ、畝立てたけど、雑草の残渣がひどいぜ。いちいち引っ張り出して外に放る、やれやれだ。
踏み痕を植穴にして、水を注ぎ、そこにポットの苗を植え替える。
いつもなら、それで根付くまで待ちゃいいんだが、
おい、萎れてるよぉぉぉ!
こんなの初めてだぞ。
たしかに暑かった!作業で地面についた膝が火傷しそうだったもの。これじゃ、いっくら植穴に潅水してあっても周囲の焼けた土で蒸し焼きにされるよな。慌てて如雨露で水を掛けた。
ふー、効果てき面、すぐにシャキッと立ち上がってきたぜ。こういうこともあるんだなぁ、灼熱地獄じゃ。
畝1本、キャベツ植え終わったところで、ダウン寸前。家に戻って給水タイム。扇風機の前でしばし放熱。
よしっ、次、次行くぜ。
オーバーヒートで動き鈍くなった身体を無理やりアクセル吹かして、カリフラワーとブロッコリーを植えた。

ここにも苗の上から散水。
もういい、ともかく植えた。あとは雨を待って、明日白寒冷紗でトンネルを作ろう。もう、限度いっぱいだぜ。
この暑さだもの、蝶々だって舞い出やしない、・・って、おいおい、舞ってるよ、黄色い蝶々。ダメッ、せっかくの畑に移した苗、卵なんか産んじゃダメっ。すでに結球終わったキャベツ提供するから、そっちで遊べよ。
って言って通じる相手じゃなし、もう、ネット張るしかない!
とっくに昼飯タイムだが、やってしまおうぜ。このびっしょり汗かきを午後ももう一度、なんてやってらんねえよ!
我慢、忍耐、叱咤激励、だらだらと足を引きずりながら、なんとかネットを張り終えた。

なんか、心臓が不気味な打ち方してる、いかんなぁ、こういう無茶な働き方は。でも、雨さえ降ってくれば、苗と一緒に生き返れるから・・・
って、降って来ないなぁ、おい、どうしたんだ?頼みの雨なんだぜ。

ここまでが1週間前。期待通り、2日続けて夕立ちならぬ夜立ちが降った。へへへ、苗は活着だぜ、ってほくそ笑んだものの、その後、またまた異常な晴天高温続き、なんと、活着したはずの苗が枯れてきてる。
慌てて、水を運んで散水、大部分は生き返ったが、5株ほどは再起不能だ。あぁ、この調子だと朝晩の水やりは欠かせないなぁ。
もう、いい加減にしてくれよ、お天道様。悪うござんした、温暖化を防ぐ暮らしの工夫、さらにさらに高めますから、ご勘弁を!


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灼けつく陽射し、でも頑張る追肥、土寄せ!

2023-07-31 09:30:49 | 畑仕事
今日はさすがに危険信号点灯だろ。最高気温34度だってよ。
ここまで、よく頑張ってきた、田んぼの除草、ついに終わらせたからな。ここらで休養日入れたって罰は当たらんだろ。ジャガイモは掘ったし、秋野菜の種は播いたし、空いた畑にゃ堆肥散らして耕耘したし、差し迫った作業、もうないだろ。
って、甘いんだぜ。
サトイモとネギ、追肥と土寄せが待ってたよ。
暑いの大好きのサトイモ、ニョキニョキ子芋の芽を出してきてる。この子芋たちを太らせられるかどうか、この夏場の土寄せにかかってる。ネギも土を寄せれば寄せるほど白く柔らかい部分が多くなる。
よしっ、やっちまうぞ!〽真っ赤に燃える太陽だけど、負けるもんかい。
まずはネギ。
まず畝間を管理機で走って土を柔らかくし、肥料を撒いたら土寄せ。土が柔らかくなっているから、幅広のレーキで一気に土を引っ張る。首元まで埋めてやる。よしっ、これで終了。

サトイモ行くぜ。
今年のサトイモは苗の植え込みの時、堆肥で植穴を覆ってやれなかったから、肥料不足気味なのさ。堆肥運んで株もとに配り土をかけてやれればいいんだが、この暑さでか?そりゃ死ぬぞ、ってことで、自家製ボカシ肥料を袋に詰めて一輪車で運ぶ。
株間に生えた雑草の大物をすべて引き抜き、畝間を一輪車押しながら、ボカシを1株につき3握り撒いていく。次に近くの用水路から水を汲んで運び根元に撒く。8往復。ここまではいい。
さぁ、三角ホーで土寄せだ。先端の尖った部分を土に突き刺し掘り起こしてその土を株もとに寄せる。暑い!息上がる!5株寄せて、一息、って、もう、だらしない!頭は朦朧、汗は吹き出し、体はサボタージュ。先を見るなって、まだ長いんだから。さらに、5株、立ち止まって息継ぎ。さらに、・・・

終わった!うーん、熱中症か?頭の頂点が鈍く痛むぞ。一輪車を押して家に戻る、倒れるなよ、こんなところで。
たどり着いてのろのろと片付け。まったく、なんだつてこんな暑い盛りに畑仕事するんだよ?!早朝、涼しいうちにやりゃいいじゃねえか、って思いはないわけじゃないが、やっぱり夜型人間、暮らしのパターンは変えられないんだぜ。

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秋野菜、無事発芽!

2023-07-29 09:43:28 | 畑仕事
忘れちゃいませんよ、秋かから冬にかけて収穫する野菜のうち、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーは7月末に種まきなんだぜ。
どうする?まさかハウスの中で育てる、なんて乱暴過ぎるだろ。ポットの水分なんて半日で干上がっちまう、午後まで放っておいたら発芽したてのか弱い芽なんてあっという間に干からびちまう。
いや、それより前に、種そのものが焼けちまうさ。
寒冷紗を掛けて直射日光から守る、それも手だが、それでもなぁ、ここ数日の日差しの強さは、異次元だから。へへっ、流行りの言葉使ってやったぜ。
日射の強烈さを気にせずポットを置ける場所、そうだ、桜の木の下影がいいんじゃねえか。ちょうど切りかけの薪材の太丸太もあるから、それにイボ竹ポールを渡してその上から寒冷紗を掛ける。これなら日差しも暑さもどちらもしのげる。よしっ、これだな。
冬の貯蔵野菜として貴重な寒玉キャベツは24ポット入り2ケースと多めにして、柔らかさが売りのキャベツをもう1ケース、それとブロッコリーとカリフラワー、これは貯蔵が効かないので、それぞれ1ケース。
播いた種ポットを並べて、新聞紙で乾燥を防ぎ、周囲を囲った。
春先なら一度水を撒いておけばその水分で発芽まで行くんだが、この暑さなので毎日新聞紙の上から水撒きを欠かさず、3日、ほれ出たぞ。
と、思ったら、寒玉だけ出てない。おいおい、寒玉だけに暑さにゃ弱かったか?焼いたとすれば、・・・まっ、まだ間に合う、また播きゃいいのさ。
念のため新聞紙は外して水やりを丁寧にして、待つこと2日、なっ、出たじゃないか。

発芽完了、成功だ、って喜んだら、カリフラワーのやつ、徒長気味だぜ。日影があんまり好きじゃないんだ。
わかった、わかった。半日は日がたっぷり当たる場所にトンネルを移動だ。フレームパイプを突き刺す必要がないから、簡単さ。2メートルほど木陰から外して、セカンドトンネルを作った。
このくらいの日当たりで大丈夫かねぇ?
まっ、ダメなら、また移すだけのことだ。自在に発想、自由に苗作り!これぞ農業!
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