泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

男性ホルモンが減少しているのか

2021-05-22 10:15:44 | 丹下一の泡盛日記
昨年の5月はコロナで全ての仕事がキャンセルになり、ただただ自宅にいたのだけど。
結果、そこで身体も心もリセットし、振り替えてみれば自作だけでも4本。
国立劇場にも出させていただき、下北沢での朗読会や九州、沖縄ツアーまで出かけて
こんなの滅多にないというくらいの充実した一年になった。
もちろん最初の頃は、真っ青だった。
そこに早川ゆかりさんが企画した、自宅で撮影する「無限ダンス」のお話をいただき。
撮影してみたのが動画撮影の良いスタートとなり、随分と勉強になった。
プロジェクタも購入しやたらと撮りまくっては編集。
それが、、、
この日は、下がる気圧に耐えきれず昼近くまでベッドでだらだら。
何だかもう一つ気持ちがアップしないのは、
男性ホルモンが減少してきている「お年頃」だからなのか。
それとも、今の状況は時代の必然だたと思わざるを得ない「コロナ」が原因なのではなく、
あきらかに「人災」と思えるからなのか。
虎の威を借りて内側を恫喝することしか知らないのでは、もう太刀打ちできないのは当たり前だ。
「いじめ」のことを調べていたら、なぜか「津山事件」(八つ墓村の題材になった一晩で30人が殺された事件)に行き当たり、
その記録を読み進めながら、盆踊りをはじめ、日本の農村について改めて考えている。

それにしても食い過ぎだ。
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てんこ盛りな一日

2021-05-21 14:16:59 | 丹下一の泡盛日記

朝の霧。
先が見えない。。。

いやでも早起きしてしまうお年頃。
この一年くらいで急にきたんだよなあ。
時間がもったいないので起き出してセリフのお稽古。
横浜へ。

装置に大きな変更が。
床がパンチから板に。
着実な進化。
いい感じだ。
前回の通しがボロボロだったので、理由を整理しつつ作戦を練る。
とにかく頭で考えるのをやめて、感じることに集中。
なんか「自分」を取り戻すことができたような気持ちに。
こういう居かたでいれば大丈夫、と再確認。
帰宅してさくっとご飯食べてシャワー。
21時からプレイバッカーズのズーム稽古。
やばい。
感覚が鈍くなっている。
午後の稽古の疲れだけでなく、舞台役者とプレイバックのミュージシャンの落差に
身体がついていけてない。
何度か確認してやり直す。
何とか無事終了。
その直後から今度はFさんとLINEで打ち合わせ。
大事な相談事は1時間くらいで終了。
その後は飲みつつ楽しい時間。
てんこ盛りな一日になった。
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数週間ぶりにTama+ projectの稽古

2021-05-20 06:29:58 | 丹下一の泡盛日記

前夜、台詞なかなか入らず。
ちょっと記憶障害を起こしているかもしれない。
先輩の件で覚えがある。
なのに夜中にグイグイのんじまい、なぜか台所に立ち
ハバロフスク で買ってきた蕎麦米(カーシャ)でベジハンバーグ。

水曜日、数週間ぶりにTama+ projectの稽古。
ウォーミングアップで汗をかき、身体を使ったワークに。
今までご一緒した女子たちとは踏み込むことがなかった領域に入っている。
2人がそのお題を即座に理解してチャレンジしてくれるのが嬉しい。
「Hamlets/ハムレッツ」で使わせてもらっている吉田優子さんの歌集「ヨコハマ横浜」。
これを中心に据えたパフォーマンスを企画中。
コロナのおかげで公演や仕事の日程が目まぐるしく変化している。
8月に上演予定だけど、日程が決められないのが苦しいところ。
稽古は夕方、予定の時間に終了。
その後は中華へ(^o^)/
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母と外出

2021-05-20 06:20:50 | 丹下一の泡盛日記

火曜日、「家族のお仕事」で母と出かける。
普段、滅多に外に出ることのない母はコロナのおかげでますます「ひきこもり」状態に。
連れ合いが運転する車に車椅子も積んで、30分くらいのドライブ。
向かった先は、偶然なんだけど母が自分を産んでくれた病院の近く。
そして仕事場の近くでもある。
病院の建物は先年取り壊されてしまったけど、仕事場の建物は、なんとまだ残っている。
「あそこの4階で働いていたんですよ」などと連れ合いに。
何の巡り合わせなんだろうなあ。
還暦を過ぎた最初の年に、この場所に一緒に来るなんて。
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右脳で勝負しなければ

2021-05-18 06:44:13 | 丹下一の泡盛日記

月曜日はボートシアター の稽古。
開始時間が1時間早まったのでお弁当持参。
港は、歩くのも大変なくらいの風。
季節が変化している。
石原吉郎のテキストを構成した「白い影絵」、
台本・演出の吉岡紗矢さんが大奮闘している。
台本の修正、変更が重なり、本読み。
それはよかったのだけど、立ってみると脳が完全に「左」に行ってしまい、
形だけど追うことに。
台詞もガタガタで。
終了後、台本・演出の吉岡さんと話す。
役者のわがまま、愚痴かもしれない話を丁寧に聞いてくださる、ありがたさ。
役者だけで参加させていただいているのだから、とにかく右脳で勝負しなければ。


夕方の空が荒れている。
梅雨が近づいているのだろう。
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TikTok見始めた

2021-05-18 06:30:59 | 丹下一の泡盛日記

日曜日、遅ればせながらTikTokを見始めた。
4カ国語で会話する可愛いカップルの動画にハマり、全部見た。
切ない動画もたくさんある。
「修正」かけすぎだろう、というのも。
それら全てが今の日本の鏡だ。
コロナのおかげであらわになった日本社会の体質が経済発展を阻害している、という論文も読む。
年間で100本以上の「いじめ防止授業」を体験してきた時と
感じたことがほぼ同じで。

その後、ボートシアター の台本をつらつら眺めつつ。
石原吉郎の言葉を噛み締めていく。
声に出せば出すほど、その深み、すごさが、今更ながら身に迫る。
1972年、アメリカのバンド「ウォー」が「世界はゲットーだ」と歌った。
1990年代から日本の劇団解体社は「被抑圧の身体」を追求している。
2000年代、仕事がらみでジャンルごとに企業の統合、統一化が進むのを見ていた。
資本主義末期と言われる今、石原吉郎が体験した世界が始まっているのかもしれない。
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頂いた豆の美味しさに蘇った記憶

2021-05-15 23:09:05 | 丹下一の泡盛日記

土曜日は、コロナの季節で昨年は開催を見送ることになった冬のイベントの打ち合わせ。
初回から10年間をご一緒してきた。
電車に乗って遠くにお出かけ(60分だけど)は久しぶりだなあ。
形を変えて開催したい、とのこと。
会議は、いい感じで終了。

帰宅して大事な先輩から頂戴した豆をさっと湯がいて、塩で。
美味い。
こういう味が嬉しい。

10年前、このイベントの公式な打上げの後、
ボランティアでスタッフとして参加してくれた二人の女子大生を連れて、
この先輩と飲みに行った。
この先輩が誘ったので、自分はついでに誘われた「安全装置」みたいな存在だったのだろう。
今ならそういうことは控えちゃうんだけど。
その二人は、お洒落でスタイルもよく、都会的な若さが眩しかった。
立ち居振る舞いもきちんとしていて、知性も感じて。
そして適度に弾けていて、こりゃ男子はほっとかないぞ、てな女子たちで。
なぜか、打ち上げの席で自分の隣に座っていたのだった。
というか、その末席のテーブルはボランティア参加の女子大生たちと(一人の男子と)
自分の場所だっただけで。
「おい、そこ、羨ましいぞ」と言われたりしていた(-_-;
先輩の誘いで、一緒に「次」に行ったのだけど、
二人ともその日は、自分の直属のスタッフだったこともあり、
感謝の気持ちもあり、かなり楽しく話していた。
そして、ある瞬間、「あのお、、、」と、とても深い相談を受けたのだった。
もしかすると、その話をしたくて、来たのかもしれない。
自分が感じた二人の美しさは、
その悩み、そこで生まれる問い、に向き合う真剣さ、
から滲み出てくるものだったのだ、と得心。
気がつけば酒をお代わりすることなく真剣に向き合っていた。
改めて見た二人の顔(彼女たちは飲まなかった)は、本当に美しかった。
あれから10年、あの娘(こ)たちの今に幸多かれ、と思わずにはいられない。
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「次へ行け!」と叫んでいる

2021-05-15 22:53:24 | 丹下一の泡盛日記
金曜日、緊急事態宣言が延長されなければこの日は千穐楽だったんだよな。
と小さな心から逃れられない。
ギャラが入る仕事は今月1本だけになってしまった。
まあ、いきなりドアを叩き破った警官に問答無用で引きずり出されたりしないだけいいのか。
不法滞在で拘束されて、何を言っても嘲られて死んでいくよりは、いいのか。
特高、特別高等警察、の恐ろしさ、理不尽さは子どもの頃、ドラマや映画で散々見せられた。
朝の連ドラにもよく登場したし、街で偉そうに説教するおっさんもよく登場していて。
ああいう人たちはどこに行ってしまったんだろう、と思っていた。
だって怖かったんだもの。
やはり消えてはいなかったんだ。
密かに水脈は続けられていたんだ、と思う。


パソに向かい決算報告書をまとめる。
20歳の時に連載のお仕事をいただいて、確定申告も。
今も基本的に帳簿はつけていて、徹夜で確定申告の書類をまとめて、ということはない。
それでも個人のものとTama+ projectのものはまた別で。
帳簿をまとめていると、どうしても振り返ることになる。
なぜか2年前は周辺で旅立つ人が多くて。
香典やお線香代なんてメモを見ると、ああこの日だったのか、と再確認したり、
飲み屋の領収書から、あの突っ込んだ話はこの夜だったのか、とか思い出す。
なんせ2ヶ月前のことはもう覚えていないのだもの。
そして、その全てが「次へ行け!」と叫んでいる。
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我が家の光熱費が上昇するはずだ

2021-05-14 10:11:52 | 丹下一の泡盛日記

木曜日は、小糠雨の中を横浜ボートシアター の稽古場へ。
たまには雨の日もいいもんだ。
で、ドアが閉まっている。
時計を見たら、1時間早く着いていたのだった。
雨宿りする場所がないので歩いて駅まで戻り開いていたファストフード店へ。
ポテトとサラダとコーヒー。
鞄の中にはお弁当のサンドイッチとコーヒーがあるのだけど。
カップに入ったサラダはほとんどがレタスで、
それも自分にはとても少量に思えてしまう。
この値段ならレタス2玉、または1玉に加えて他の野菜とオリジナルのドレッシングが。
などと考えてしまう。

稽古は先日の試演会の振り返りから。
いくつものポイントで変更。先へ先へと進む。
時間切れで終了したが充実した稽古になった。

帰宅して在原業平をテーマにした小説を読み進めつつ、
ちょっと飲むつもりが止まらない。
この「緊急事態宣言」の下、稽古場と自宅の往復以外はスーパーと銀行くらいで、
稽古の後は、脳のクールダウンが必要なのだと思い知らされている。
tama+のガールズと中華屋で飲んで話す時間を経た方が、
結果その後の時間が能率的になる。
付き合わされる方は大変かもしれないが。。。
3月末の決算に手がつかず、だらだらと引き伸ばしている。
月ごとの帳簿はきちんとできているので、まとめるだけなんだけど。
で、2年前のスケジュールを調べたら、1年でちょうど60泊していた。
我が家の光熱費がグインと上昇するはずだ。
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やっぱり「人災」だ

2021-05-13 05:59:39 | 丹下一の泡盛日記

知らず知らずに過食になっている。
心を隙間風が通り過ぎていくからだろうか。
もちろん「コロナ」のことがあるのだけど、
この1年(以上)で気をつける習慣はすっかり身についた。
もっともインフルエンザと花粉が怖くて1年の半分はマスクをつけて、
冬場、帰宅しての手洗いとうがいは欠かさない。
そんなことよりも、やっぱり「人災」の方が我慢の限界にきているような気がする。
だって、「また」なんだもの。


3ヶ月に一度の所用で外出。
戻る道すがら山口敦さんが参加している写真展へ。
今回、「Hamlets/ハムレッツ」ver.9の写真を8点展示してくださっている。
解説文は自分が書いた。
ガラス窓の外や小部屋の中に中に役者がいて、
接触がほとんどない演出が、期せずして三密を避ける構造そのものになっている。
夏に予定している新作で、「その次」を模索中。
美味しそうなスリランカカレー屋さんがあるのだけど、
やっぱり店に入ることができない。
申し訳ない、とは思いつつ帰宅。

だからかな。
帰宅してのランチは冷凍しておいたカレー。

ベトナムの歌姫のCDをついにゲットした。
素敵な声。そして、歌詞の意味が知りたい。
時折混ざる英語とタイトルの英訳で想像するしかない。
サックスの音もいい。
最初の頃の崔健を思い出す。
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