泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

右脳で勝負しなければ

2021-05-18 06:44:13 | 丹下一の泡盛日記

月曜日はボートシアター の稽古。
開始時間が1時間早まったのでお弁当持参。
港は、歩くのも大変なくらいの風。
季節が変化している。
石原吉郎のテキストを構成した「白い影絵」、
台本・演出の吉岡紗矢さんが大奮闘している。
台本の修正、変更が重なり、本読み。
それはよかったのだけど、立ってみると脳が完全に「左」に行ってしまい、
形だけど追うことに。
台詞もガタガタで。
終了後、台本・演出の吉岡さんと話す。
役者のわがまま、愚痴かもしれない話を丁寧に聞いてくださる、ありがたさ。
役者だけで参加させていただいているのだから、とにかく右脳で勝負しなければ。


夕方の空が荒れている。
梅雨が近づいているのだろう。
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TikTok見始めた

2021-05-18 06:30:59 | 丹下一の泡盛日記

日曜日、遅ればせながらTikTokを見始めた。
4カ国語で会話する可愛いカップルの動画にハマり、全部見た。
切ない動画もたくさんある。
「修正」かけすぎだろう、というのも。
それら全てが今の日本の鏡だ。
コロナのおかげであらわになった日本社会の体質が経済発展を阻害している、という論文も読む。
年間で100本以上の「いじめ防止授業」を体験してきた時と
感じたことがほぼ同じで。

その後、ボートシアター の台本をつらつら眺めつつ。
石原吉郎の言葉を噛み締めていく。
声に出せば出すほど、その深み、すごさが、今更ながら身に迫る。
1972年、アメリカのバンド「ウォー」が「世界はゲットーだ」と歌った。
1990年代から日本の劇団解体社は「被抑圧の身体」を追求している。
2000年代、仕事がらみでジャンルごとに企業の統合、統一化が進むのを見ていた。
資本主義末期と言われる今、石原吉郎が体験した世界が始まっているのかもしれない。
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