泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

シェイクスピア朗読会

2019-01-26 19:45:32 | 丹下一の泡盛日記

土曜日は横浜山手のイギリス館でシェイクスピア朗読会。
クレオパトラとシーザー、そしてアントニー。
この台本は、随分と以前、10年以上前にキッドアイラックホールで、そして山手のベーリックホールでやったのだけど。
かなり久しぶりな感じ。
「感じ」というのは、40回を越える(もしかすると50回を越えているかも)このシリーズに関しては「いつ/どこ」で「なにを」やったのかは正確に述べることができないからで。
それでも、「世界で一番有名なほめ殺しの演説」とも言われるアントニーの「演説」を含むこの台本は忘れがたいものの一つ。

それを10数年ぶりにやったのだけど、自分なりに進展した手応えを感じることができた。
やっと肩の力を抜くところができてきた、というか。
肩の力を抜くためには、手を抜かないどころか、最新の心遣いが必要だ。
もちろん錬り込んでいるわけではない。
というのも今日、進展があった、と感じたのもお客様の前でやらせていただいたからで。
稽古場で仲間たちに向かってでは決してできない「場」があればこそ。
そして、昨日に続けて「場」を感じることが大事な要素となるパフォーマンスだったからだ。

遅々とした歩みながらも、少しは前進できた手応えをたまには感じたいのは当たり前のことなんだけど。
なかなか難しい。
終了後に、いつもとは違う「疲れ」を感じた。
外に出ると気温がぐっと下がりものすごく冷たい風が吹きつけてくる。
中華街に出て燗した紹興酒で乾杯:)
ゲストで参加してくれたMさんも交え芝居の話が、いつしかだらだらとした話になり楽しい笑い声がはじける。
それがいつの間にか、演劇の話に戻っていくところが、長い付き合いのメンバーだなあ:)
明日は、ホールのお仕事の今年の初日だ!
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