泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

娘2の旅立ち

2007-08-08 21:31:58 | 丹下一の泡盛日記
 てなわけで昨夜は娘2のために大宴会。
 仕込んでいる時に娘2、小声で「飛びっこが食べたい。。」と。「うっしゃ、わかった」と車に乗せスーパーに。「食べたいもの全部言え」自分のつくったメニューなんぞ吹っ飛ばす。
 結果、娘2の前にトビウオの卵、いくら、イカの刺身など好物がずらずら並んだ。

 ゆあみかいめんのメンバーはそのまま娘の部屋にお泊り。朝4時に起きる彼女のためにそのまま起きていたそうだ。
 4時に起きて電車の中のためのお握りを作り出したら、みんな「今食べます」と。梅干のお結びと蟹の出しの味噌汁、出し巻き卵で朝ご飯。
 全員とスーツケースを車に乗せて駅まで。ホームで待つ。電車に乗ったらもう先の世界しか見ていない。安心したよ。ただそのまま見送った。

 一度戻り、ちょっと仮眠してかみさんと娘1,3と成田へ。運転は娘1。
 娘1は自分がAFSで留学した時のことを思い出しちょっと興奮。「こんな気持だったんだよぉ」とはじめて教えてくれる。 

 娘2はバンク・カードを家に忘れた。(バンド・メンバー曰く「やっぱりやりましたね♪」)まあ成田で手渡したのだが、もうそんなことはどうでもよい。何があろうと、生きて帰ってくれればいい。

 空港で再会。一緒にご飯。「寿司食べていい?」「何食ってもいいぞ」。こいつは何かあるとお寿司だったなあ。「お寿司?」と言わず「寿司?」とぶっきらぼうに言う。わかるよ、今のお前の気持ち。

 中途で一緒に渡米する子どもたちと席を立ち消えていった。一度も振り返らなかった。前しか見ていないのさ。俺もそうだったよ。だからさっさと帰る。娘1,3と遅めのお昼ご飯。

 帰宅して犬散歩。デッキで夕暮れの富士山をみる。素晴らしい夕暮れのパノラマ。美しい色の変化。

 その時、自分が13歳ではじめての外国、バンクーバーに飛んだとき、それは夕方のフライトだったのだが、雲を抜けたとき鮮やかな朱色に染まった富士山を機内からみたことを思いだした。

 くっきりとした富士山のシルエットは力強いメッセージを送ってくれていた。
 
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