泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

褒められたいから舞台に立ちます

2009-06-12 21:35:38 | 丹下一の泡盛日記
 昨日、銀座のキャノンギャラリーで荒谷良一さんの写真展オープニング・パーティー。関内のジャズクラブ「エアジン」15年間の演奏中のミュージシャンの写真。
 パーティーにエアジン常連のミュージシャンたちが楽器持ち込んでがんがんフリーセッション♪
 その最中にすぐ近くでぼや騒ぎ。消防車数台とパトカーがサイレンをがんがん鳴らして景気づけ。ぼやは大事には至らずよかった。

 今日は代々木でシェイクスピア朗読会のリハーサル。なんか口がまわらない。
 昨夜、娘2につきあって寝たのは1時半。睡眠不足はたまる一方。

 その娘2に聞いた話だが電車の中で女子高生が「結婚するなら子どもをちゃんと叱ってくれる人がいい」と話していたとか。
 自分の子どもを自分で叱らないでどうするのだろう。褒めるだけの親になりたいのだろうか。そんな親が「ちゃんと」褒めることができるとは思えないのだが。
 「ゆとり」や「ほめる」で軟弱な子どもばかりになってしまった。だからやっぱり叱らないと駄目なのだ、という声を聞く。

 香山リカさんが「この頃の若者が嫌いだ」という本を出した。
 ある人によれば「その方が若者に受けるから」だという。「みんな叱ってほしいんです。だからがんがん言ってやればいいんですよ」と。
 多分為政者サイドは全共闘で懲りたんだろう。30年かけて骨抜きを謀り一定の成功を収めていると思う。
 若い人たちも反抗しているつもりでいるのが、どう動いても搾取される側に追いやられ「それなりの」幸せを見つけるように落とし込まれているように見える。
 なんにしてもきょーびの若いもんは大変だ。

 自分は褒められたいし「ちゃんと」褒めるように努力しているつもりだ。
 明日の本番も褒めてもらえるように精一杯の舞台にしたい。
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