泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

イ・ユンテクの「オセロ」

2009-03-01 18:51:50 | 丹下一の泡盛日記
 大ママが泊まりに来ている。今日は一緒に出かけるのでブランチをつくる。牡蠣雑炊。
 出汁の雑炊に牡蠣と卵、しいたけと三つ葉だけだが旨い。からだが暖まる。

 東京・池袋の芸術劇場でイ・ユンテク演出の「オセロ」を観る。
 「オセロ」を複式夢幻能と韓国の巫女舞を下敷きに料理したもの。素晴らしい舞台だった。
 イ・ユンテク演出の舞台をみるのも10年ぶりくらい。
 主演の美加理が「巫女」になっていてさすがアングラ出身。大きな宇宙観の中に立っている。この身体感覚が新劇の人にはなかなか見られないものだ。
 小柄な人だが舞台ではからだが大きく広がったり小さくなったりみえる。すごい。
 巡礼のキム・ミスクも長い能の台詞を全て日本語で出していた。
 こういう舞台が日韓で作られるようになったことがうれしい。

 また4に5人いる打楽器と笛の楽士も日韓混合。ヤンチンも入っていたので「中」も入っているというべきか。
 ヤンチンはかねがね使いたいと思っている楽器。今度台北で買ってくるべし。
 プレイバッカーズのミュージシャンもこれぐらいのレベルでやりたいものだ。今いるミュージシャン3人でバンドぐらい組んでみたい。

 今回のフェスティバル/トーキョー、観たい作品がたくさんあるなあ。
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