日曜日の夕方、ヘルシンキ空港から離陸。
ロシア領空を避けて飛行するため、
スカンジナビア半島を北西へ横切り、グリーンランド、カナダ北部を通り
ベーリング海峡を「斜め上」から通過した。
以前10時間の所要時間が14時間に。
以前のコースを明示しながら、どんどんそれから離れていく。
ここからいきなり右旋回するわけではない。
来る時も同じコースだったのだけどあっという間に暗くなってしまったのでよくわからなかった。
帰路はずっと昼間のエリアを飛んでいたので、窓から外を見続けていたかったのだけど、
以前のような「窓カバー」はなく、窓そのものの明度が変化する787で。
グリーンランド上空から。
北極上空は後部の窓に行ってCAさんと話しながら撮影した。
北極付近はどうしても揺れて、座席に戻らざるを得なかったのが残念。
というのも1995年に初めてのニューヨークから戻る時、
ベーリング海峡を通過していく航路の機内から晴れ渡った北側をずっと眺めていて
山並みが北へと連なっているのを見た。
今回、現在位置が地図とともに表示されるので、この遠くの「山並み」を左側から右に向かって見ていたことになる。
もう一度見る機会があるとは夢にも思わなかった。
そして、無事帰国。