元々トランジットの予定だったヘルシンキで宿泊することにしたのは、
初めての町だったからで。
基本的な予備知識ぐらいしかなくて空港から市内中心部までの移動も
空港についてから調べたくらい。
そして、トラムの初乗り約450円という物価に参りながらも
存分に町を味わった。
南北に長い国土を持ちつつも北極圏に近く現実的に生活できるエリアが南部になってしまう。
そして今も公用語はフィンランド語に加えてスェーデン語、という歴史。
もちろん隣はロシアでフィンランド湾の海底が旧ソ連のキャタピラ型潜水艇の跡だらけになっていたという、緊張を強いられる立場。
スェーデンとロシア帝国の間で絶妙なバランスをとりながら
独立を果たした経緯からは、今の日本が学ぶことはたくさんあるだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/29/a9ffd3650733ff8411ef379d88ae4eec.jpg)
日本のテレビでも紹介されたことがある岩をくり抜いて造られた教会。
世界中どこに行っても「祈りの場」に居ると心が洗われる。
ヘルシンキに来て、急に日本人を見かける回数が増えた。
あちらこちらで厳しい自然の中で暮らしてきた動物としての謙虚さが感じられる。
日本人にも親しみやすいのだろう。
連れ合いは「ムーミン!」で大騒ぎ。