泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

内向きの体質は「コロナ」には歯が立たない

2021-01-19 09:49:38 | 丹下一の泡盛日記
福島の美術家、山本伸樹さんの「金魚電話ボックス」著作権裁判の控訴審での
逆転勝訴の知らせが本当に嬉しい。
以前、日本の一部の業界では、クライアントが「こんな感じのチラシを作って欲しい」と依頼されると、
本当にそれに似せたものを作ったこともあったと言う。
クライアントも受けた事務所もどっちもどっちだと思うが、ひどい話だ。
今回の裁判で、本当に裁かれるべきは、似せた作品(と言うよりこの場合は全くのコピー)の制作を指示した人だと思うが、
その後「よくわからないから。知らないから」責任も、ましてや罪もないと
考えてしまった幼稚な大人たちもきちんとこのことについて直面して欲しい。
日本は「ソフト」には金を出さないと言われて久しい。
東南アジアのコピー商品を笑っている場合ではない。
日本は著作権に関心のない国だと今思われている。
そして音楽の著作権問題のように、音楽家の権利を守ると言う御旗印のもとで、
派遣業のように手数料をピンハネする商売が横行している。
そんな内向きの体質が「コロナ」には全く歯が立たない現状。

夕方、同級生に会いたくなって浅草へ。
ぶれない生き方を貫いている彼に会えて、
ただ話しただけなのに、連れ合いと二人して元気になって帰宅。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「思いつき」はいくらでもある

2021-01-19 09:31:22 | 丹下一の泡盛日記

ランチは前夜仕込んでおいた、野菜盛り沢山スープ。
仕事のキャンセルが相次ぐ中、いつも同じことを思う。
食材はストックもあり、食べることはなんとかなる。
必要なのは、現金なんだよな。
前日のヒグマさんのパフォーマンスでアート脳がムラムラと動き出して、
アイデアはたくさん。
もちろん「思いつき」はいくらでもある。
だって「妄想」だもの。
それをカタチにできるかどうか。
演劇の場合は、いくつもの局面で具体化できるか現実問題に向き合わねばならない。
特に、「今」それが問われている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする