泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

六本木での照明のお仕事は無事終了

2020-01-18 23:23:45 | 丹下一の泡盛日記
というわけで土曜日は2回公演の本番。
雪まじりの氷雨の中を再び六本木へ。

かなりな寒さの中をたくさんのお客様が。
座りきれず追加の椅子たくさん。
もう立ち位置も何もあったもんじゃない。
もちろん大丈夫。
今吊ってある照明機材でなんとかするしかないし場面は全部頭に入ってるんだもん。
アングラ出身でよかった:)

しかも卓さえない。1回路ずつ小さなディマーにつないでいる。
基本50年前のスタイルと変わっていない。
それどころか安価な家庭用の機材は実はこういう時空間では使い物にならない。
37年前に自前で購入した機材。
1個で当時の1日分のギャラの7割くらいに相当したけど、
色々と使ってみてやっぱりこれが一番いいのだった。
1個はポーランドで壊れてしまったけど、残った2個は37年を経て未だに現役で使っている。
一番大事なライト2回路をこれにつないでいる。
やっぱりちゃんとしたものを買っておいて損はないんだなあ。
夜の部は、そんな機材も奥に設置し直して客席を2つ増やす。
それでもフットライトの上に追加の椅子が置かれ遅れてきた観客が座っている。
残念だなあ。
ま、自分ならそのまま座り続けたりはしないけどね。
かつての小劇場の客はみな消えてしまった。
エンターテイメントしか見たことのない客ばかりなんだろう。
ダンスの方のために1発追加したのも水の泡。
それでも気にしない。
何が起きても、今ある条件で最高の状態を探っていく。
全体のイメージを変えることがないようにその場で対応:)
無事終了。
ばらしもさくっと終えて。
久しぶりの仲間にも再会できて楽しいパーティー。
師匠こと橘政愛さんともたくさん話す。
明日は、プレイバッカーズの本番でミュージシャン担当。
師匠から学んだことを追求し続けていかねば。

コメント
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