泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

「死者の書」ゲネプロ、いい感じになってきたあ!

2017-01-24 23:48:39 | 丹下一の泡盛日記
今日は、すずしろの公演「死者の書」のゲネプロで表参道の銕仙会能楽研修所へ。
前回は役者で、今回は舞台監督で参加している。
もとより銕仙会は20代をお世話になったアルバイト先で稽古場で。
35年も経って、この舞台や楽屋でうろうろしていると、ふと感慨に、なんて瞬間もありつつ。
それこそ30年を超えるおつきあいのすずしろの3女優に加えて、観世銕之丞さんも出演。
「死者の書」を舞台化することの難しさは、自分が参加した前回で思い知らされている。
それでもなお挑戦したい、と下北沢のアトリエであがいて、そして女優3人で月に一度、半年の小さな舞台を重ねてきた。
その執念。
銕仙会の頭領、観世銕之丞さんが能面つけて(面は「かぶる」ものではない)、能の発声と舞で出演する演出と同居するんだもの。
そこに現代演劇の女優が、なんて「とんでもないことだ」と思った。
何度か稽古に立ち会ってきた。
先週は、どうなることか、と思った、正直言って。
そして、信じていた。
だって、この3女優だもん。
今日のゲネプロ、いい感じになってきた♪
嬉しいなあ。
ちなみに「ゲネプロ」は衣装もつけて本番通りにやるリハーサルのこと(らしい)。
最後の通しリハーサルのことを言うわけではない。
明日は、アトリエで女優だけの稽古。
本番は、明後日26日(木)夜。
そして、銕之丞さんがすごい。
昨年の能役者たちのギリシャ公演のドキュメンタリーをみて「(-_-;」と思う部分があったのだけど。
まったく問題なく、さらりと立っている。
能役者の中でも、やっぱり別格な存在だ。
ぜひぜひお立ち会いいただきたい時間が生まれると確信しています。

コメント
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