こういうイワシの一夜干しが好きだ。
なかなか階下のスーパーでは手に入らず。
稽古場の近くで購入。
午前中は先日神保町で購入した渡邊守章さんの「劇場の思考」を読む。
1984年刊行。
出演者最年少で参加させていただいたJ.ジュネの「バルコン」や音響操作で参加させていただいた「女中たち」などの懐かしい記述も。
そして、帯に「当代きっての演劇知」とある。
今でもそうなのではないのか。
20代の頃何冊かご本を頂いて読んだ。
あまりにも勉強不足で次々に登場する単語や固有名詞が意味不明。
なのでこの深さすら理解していなかった。
これでも少しは勉強はしているつもりだけど、今も読めない熟語が出てくる(-_-;
もちろん知識のひけらかし等ではなく必要な言語なので、それらをちゃんと学ばないと理解できない。
にもかかわらずその世界の大きさが面白く、刺激的でぐいぐいと読み進めてしまう。
もちろん「理解した」なんて言えないのだけど。
こういう大きな「知」に触れる喜びを思い出す。
実は最近翻訳刊行された「マラルメ詩集」も購入してある。
酒ばかり飲んでちゃ、やっぱりいかんなあ。