泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

「死者の書」の稽古

2014-12-26 19:32:41 | 丹下一の泡盛日記

先だってプレイバッカーズでうかがった石巻市雄勝のカキを茅根利安さんにご馳走になりました♪

昨夜、横浜に到達できる最終で帰宅。
とにかく風呂に入り、仙台での稽古内容などをスタッフに報告。
後は爆睡。
すかっと目が覚めたのは仙台の3日間が幸せだったからだろう。
11時から下北沢で「死者の書」の稽古。
ご自身でプロデュースした釜山公演を無事終えて帰国した渡部美保さんも稽古場に。
「どうだった?」の問いに見せた幸せそうな笑顔が全てを語っている。

本当のことを言えば、仙台で稽古したばかりの「ハムレッツ」で頭も心も一杯状態で「それでころじゃねーよ」みたいな状態だったのだけど、稽古場というのはありがたい。
もちろんこの「死者の書」チームのメンバーの懐の広さあってのこと。
「死者の書」の課題、次へのイメージも沸いたのだけど、同時に「ハムレッツ」のイメージがぐんぐんと沸いてくるのは面白い。
人間の脳は本当に不思議なもんだ。
午後は、なぜかポーランドの思い出をちょこっと話すことになったり。

明日はホールで今年最後のお仕事。
まだまだ「仕事」はたくさんあるのに役所の方が閉まっていく。
困るなあ。
もうこんな時代なんだから、31日までお役所は開けておいてくれないかなあ。
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仙台最終日

2014-12-26 19:12:50 | 丹下一の泡盛日記
25日(木)、絵永さんにご招待いただき金野むつえさんの一人芝居をみた。
初めて拝見。
野太いしたたかな、達者な舞台を楽しんだ。
仙台弁も全部ヒヤリングできたもんね♪
こういう人がきちんとしたパフォーマンスをしていることも仙台の素敵なところだろう。

ただ予想よりも終演時間が遅く、茅根さんが待つ稽古場に着いたのは15時半くらいになっていた。
こんなときこそ、「ハロー」から入る。
ストレッチも忘れずに。
そして、もちろん、ちゃんと濃い時間になった。
自分も役者として稽古させてもらった。
それにしても茅根さんも絵永さんもお願いすると即座にやってくれるんだもんなあ。
本当に素敵だ。

仕事に向かう茅根さんと別れ絵永さんと駅の居酒屋に。
OCT/PASSの今回の演出担当の長谷野勇希くんと役者の小川描雀くんが会いに来てくれる。
実は彼らとちゃんと話すのは初めてだ。
絵永さんが横でちゃんと「酒量管理」。
わしは小畑次郎ちゃんではないわい♪
素敵な若い演劇人と話すのは本当に楽しい。
そんな年になったのかなあ。
こちらも「絵永けい」をお借りするのだもの、背筋伸びるぜ。
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「ハムレッツ」仙台チーム稽古開始

2014-12-26 18:59:46 | 丹下一の泡盛日記

24日、前日のふがいなさをいましめとしつつ、絵永けいさんとランチ♪
こういう和食の一膳飯屋が大好きだ。
ついつい取りすぎてしまう。
なぜこういう店が東京(の中心)から消えてしまったのか。
自分が弁当を持ち歩く理由でもある。
そして、美味しいよお。
サバ焼きもお味噌汁も、すごい料亭の味とかじゃないけど、普通に美味しくいただきました。
こういう店が無くなった街には住みたくないね。

そして昨日酒を飲んだ10BOXの部屋が稽古場に。
「ノスタルギガンテス」で久しぶりにご一緒した茅根利安さんとも合流。
絵永さんは20年くらい前に共演させていただいているが、演出者としての自分とは初めて。
茅根さん率いる「ココロノキンセンアワー」の若い女優さんも加わって楽しい時間になった。
「楽しい」はとても大事だと思っている。
無理矢理自分を苦しめるような稽古はしたくない。
すでに現実が充分きついのだから。
「楽しい」を入り口に自分の奥底のエッセンスに出会いたいのだ。

無事終了後、にゃんこにご飯をあげるために戻る絵永さん。
彼女の宇宙は愛猫を中心に回っているのだ。。。。


仙台は光のページェント。
茅根さんがオイスターバーに招待してくれた。
旨い。
本当に旨い。カキも白子も。

こないだプレイバッカーズで行った雄勝のカキもいただきました。
がっつり飲んで食べて、絵永さんと合流。
打ち合わせ(もちろん飲み物付き)は深夜まで続きましたとさ。
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OCT/PASSの舞台に不意をつかれる

2014-12-26 18:49:46 | 丹下一の泡盛日記
23日(火)東京駅から新幹線で仙台に向かう。
仕事に一区切りがついて3日間は「ハムレッツ」に向かい合える幸せで、なんだかうつらうつら。
1985年に初めて仙台公演をしたアリゲーターキングはもうない。
毎年のように様々な会場で舞台を創り続けてきた。
仙台の演劇人ともたくさんの現場をご一緒してきた。
そして、2000年に東京を離れてから14年待っていたんだもんね。
そんなことを思いつつバス停に行ったら仙台演劇界のチラシデザイナーKさんが立っていた。
おかげで迷うことなく10BOXへまっしぐら。

いい舞台だった。
ぐいぐいと引き込まれるうちに「!」と気がついた。
メインのストーリーは自分に関わりのある人の話だった。
あの頃の様々な思い出が蘇って来る。
この戯曲を書いた石川裕人大兄が作家を紹介してほしいと電話をして来た時のこと。
棺の中のRさんの顔を見ながら、その作家のYさんが「笑ってるだろ。笑ってるんだよ」と泣きながら話しかけてきたこと。
もう一つのサイドストーリーと相まって不覚にも涙が止まらなくなった。
この芝居には「演劇論」が散りばめられている。
「その通りだ!」と声をかけたくなるような。
不意をつかれてしまった。
「ハムレッツ」の稽古の前に大兄が気合いを入れ直してくれたのか。

終演後の酒の席で飲み過ぎた。
自重しているつもりが、水のようにコップ酒が入ってしまう。
大量の涙を流して喉が渇いたのか!?

その状態で渡部ギュウさんの芝居に向かったのがいけなかった。
酔いどれで本当に申し訳ないことをした。
あ、いえ暴れたりしたわけじゃないんです。
きちんと見ることができなかった。
修行が足りない。


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